「欲深く」商売をするための方法

誰でもできる。でも、やる人は少ない。

さて、前回

「“真に”欲深いことは素晴らしい」

という話をしました。

今日はあなたの商売を
今よりほんの少しだけかも
しれないけれど「欲深なもの」にできる

つまり今よりもさらに多くの人を
喜ばせるための方法をひとつ、
お伝えしようと思います。

「方法」とか仰々しく
言っているけれど、言われてみれば
当たり前のことだし、誰にだって
できることです。

ですので、肩の力を抜いて楽に、
その上で真剣に読んでいただければ、と。


「欲深な商売」つまり

「今よりもさらに多くの人を喜ばせる」

ためのひとつの方法とは、

目の前のお客様が家に帰ったり、誰かと会うときに

「いい所見つけたんだよ」

って目を輝かせて相手に伝えてしまうような商売をする。

ということです。

いわゆる「口コミ」みたいなものです。
(厳密には違うけれど)

 

ディズニーリゾートとかが
いい例なのかも。

遊びに行った人が帰宅した後、
家族の人だったり、友人にだったり、
その日の体験を話したりすることって
ありませんか?

あなたも誰かに話をしたり、
誰かの話を聞いたりしたことは
ありませんか?

その話の内容がとても楽しいもの
だったら、聞いた人は嫌な気は
しないだろうし、自分も行ってみたい
という気持ちが少し芽生えたり
しませんか?

 

ここで言う「欲を深くする」とは
すなわち「意識を深める」ということです。

目の前のお客様に喜んでいただく、
この「喜び」がより深まるように、
自分の意識を深める。

つまり今現在お客様に100の喜びを
感じていただけているのであれば、
それを101にするために自分に何ができるだろうか

という意識を持つということです。

どうでしょうか?
冒頭でも言ったように、
当たり前すぎてつまらないですか?

 

でも僕は仕事柄、打ち合わせで
外食をしたり、会議室を借りたり
することがあるんですが、
上記のことがそれなりのレベル以上で
出来ている所をあまり知りません。
(あるにはあるけれど、あまり多くはない)

あくまでも個人的な意見だけれど、
世間一般で高級店と呼ばれるお店でも、
残念な所はたくさんあります。

値段は高いけど、全体の質は低い。みたいな。

そうなるとそのギャップのせいで、
むしろ余計に印象が悪くなってしまうんですよね。

その結果、家に帰ったり、
誰かと会うときに何の話題にもならないどころか、

「こないだ行った店、あまり良くなかったんだよね・・・」

という「ネガティブブランド」を
広めてしまうことになりかねません。

 

最悪ですよね。

 

そういう話をする人は
絶対に面白くはないだろうし、
そのお店にとっても結果として
客をひとり失った(話が広まることで、
ひとりでは済まなくなる可能性もある)
訳だから面白くないだろうし。

 

どうしようもない
クレーマーとかは別ですし、
100%全員に喜んでいただく
ということが難しいのは百も承知です。

しかし嫌な気持ちになる人を、
己の意識の浅さ、ある種の
「怠慢」のせいで生み出してしまう。

僕が言う筋合いはありませんが、
そんな商売、する価値が
あるんでしょうかねえ。

 

また長くなっちゃいましたね・・・

という訳で続きは次回にします。

次回は実際に僕が経験した事例を
少しだけ書いてみようかな、と思います。

「欲深な人間のススメ・第三話」
お楽しみに。

 

阿部 龍太

 

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