「志」や「思い」を大切にしながらビジネスで成功するために必要な「ブランド戦略」の基礎をお伝えします。

 

「不撓不屈」（ふとうふくつ）：強い意志をもち、困難にくじけないこと 「堅忍不抜」（けんにんふばつ）：つらいことに負けず、がまん強く心を動かさないこと

 

小布施で出会った「漢（おとこ）」シリーズ。

前回は、小布施で伝統野菜の栽培に
挑んでいる農家の白澤さんについて
書いてみました。

ふたりめの「漢（おとこ）」は
小布施でも有名な和食「鈴花」の
鈴木徳一親方。

１年前にお逢いして、その職人としての
姿勢に尊敬の念を抱いていたのですが、
お逢いした直後、親方はくも膜下出血で
倒れてしまいました。

一時は心肺停止状態にまで陥ってしまったそうです。

しかし、奇跡的に回復し、今では杖が
必要ながら歩けるほどに回復されています。

今回、ダメもとで鈴花さんに伺った所、
本当に運良くお逢いすることが出来ました。

 

「これが心肺停止までいった人の姿か？」

 

お逢いした瞬間の正直な気持ちです。
（親方、ごめんなさい）

話す言葉に、そしてその目に宿る力。

非常に強く、そして優しいエネルギーに
満ちていました。

 

 

今はリハビリをしながら、町の更なる
発展の為に力を注いでおられるのだそうです。

「厨房に立てるようになるまで頑張らないとね」

そう言った時の笑顔と目の光は、
彼の決意の強さを表しているようでした。

 

まだ働き盛りの年代でありながら
突然襲ってきた「死」の影。

ご家族と、ご自身のその時の衝撃は
僕なんぞには計り知れないものです。

そんな状況から立ち上がってこられ、
そして今も新たな挑戦をし続けられている。

まさに「不撓不屈」

まさに「堅忍不抜」

お逢いできて本当に、本当によかった。

 

親方、お忙しい中、
本当にありがとうございました！

 

お店を出る時に、かけてくれたお言葉。

 

「俺、頑張るからさ、阿部ちゃんも頑張ってよ」

 

やられたね。ホント。

こんなこと言われたら、力が出てくるに
決まってるじゃないの。

帰り道の雨は、親方の今後を祝福して
くれるかのような、優しい雨でした。

 

阿部　龍太

 

【追伸】

ちなみに今回もSSK大宮さんは爽やかでしたよ・・・（笑）

 

【おまけ】

鈴花さんでいただいたランチ

信州牛のサーロインステーキ膳です。

和牛の脂が苦手な僕ですが、
おろしポン酢と柚子胡椒で美味しく
いただきました。

お店の皆さん、ありがとうございました！

 

 

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