コピーライティングで彼女ができた男の話 〜コミュニケーションの本質(その1)〜

そんなの「利他」じゃない。

て、このシリーズもなかなか
盛りだくさんになってきたね。

第一回ではまりちゃんの
「非言語コミュニケーション講座」のレポート
を、

第二回では
「非言語コミュニケーション」
というものについての具体例
を出した。

そして第三回は、
人によってコミュニケーションの
結果に差が出ることについての考察
をしてみた。

 

今回は、前回お伝えした
「思いやり」とか「愛」というものに
ついて、事例を元に考えてみようと思う。


コピーライティングで彼女を捕まえた男の話

ちょっと話は飛ぶんだけど、
以前開催した

「セールスコピーライティングセミナー」

の受講生さんが、
そのセミナーの内容を活用して
彼女ができたという事例があった。

 

彼に話を聞いてみた所、

「セミナーで教わった通り、
自分の思いを明確にして、
それを意識して文章を書きました」

とのことで、特に何のひねりも無い。

ついでにメールの文章を見せて
もらったけど、感動の文章とか
そういう訳ではなく、こちらも特に
ひねりの無い普通の文章だった(笑)

 

ただ彼が意識した「自分の思い」とは

「相手に元気になってもらいたい」

というもの。

 

「相手にいい所を見せたい」

とか

「好感度を上げたい」

という気持ちよりも

「この人に元気になってもらいたい。
それ以外はどうでもいい」

という気持ちだったそうだ。

 

つまり
「この女性とつき合いたい」という
彼自身の単なる

「利己的な我欲」

ではなく、
「相手に良くなってほしい」という

「利他的な愛情」

それがあったからこそ、彼のメールは
その女性の心を震わせたのだと
僕は考えている。

でなければ、
それまで脈無しだった女性が
たかだか数十文字のメール一通で
向こうから告白してくる事なんて
あり得るのだろうか?

と思うのです。

 

どうだろうか?

前回お伝えした「思いやり」とか
「愛」というものについて、
少しは理解を深めてもらえただろうか。

という訳で、次回はまとめ。
思ったより長くなってしまった
このシリーズも(多分)最終回です。

 

次回に続く→to be continued…

 

阿部 龍太

 

【追伸】

ちなみに「利他」って言葉を使って
いる人、結構多いみたいだけど、
決定的に勘違いをしている人が
少なからずいるみたい。

それは「自分の利益を期待しながら
『利他』の意識を持っている」ということ。

「利他」とは自分の利益という
「結果」を期待するものではない。

結果に期待せず、ただ相手のために
尽くすこと。

それが利他であり、結果としての
自分の利益を期待してしまうのは
単なる「利己」だ。

その辺りの勘違いに気付けたら、
上の文章と矛盾してしまうようだけど
「結果」は変わってくるよ。うん。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る