なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?(その1)

「日本ラグビー」という「ブランド」

日本のラグビーW杯は終わりました。

感動を、本当にありがとう。

・・・と感慨に耽ってる場合じゃ
ないんです。

日本代表があれだけ頑張ったんです
から、次は我々の番です。

日本代表選手・スタッフの皆さんから
ひとつでも学びを得て、我々の商売、
我々の人生に活かしていこうではありませんか!

 

もちろん意義は認めません。

満場一致で賛成という前提で、勧めさせ
ていただきます。

 

なぜ、日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?

今回、日本ラグビーは日本国内どころか
世界中に大きな衝撃を与えました。

その結果「日本ラグビー」というものの
「ブランドイメージ」は劇的に向上した訳です。

トップリーグのチケットが軒並み
売り切れたり、

ラグビー教室の入会数が
何倍にもなったり。

エディーさんや選手の皆さんが
言っていた

「日本ラグビーの歴史を変える」

という言葉がまさに現実のものと
なったのです。

 

では、なぜでしょう?

 

なぜ、日本ラグビーのブランドイメージ
は劇的に向上したのでしょうか?

 

是非あなた自身に当てはめながら
読んでみてください。

「自分のブランドイメージを向上させるために、何が参考になるだろう?」

とね。

 

あ、ちょっと話ズレますけど、ここで
ひとつ考え方のコツをお伝えします。

名付けて

「ブランドになれる人の思考法」

とでも言いましょうか。

まあちょっと心理学を勉強している人に
とっては当たり前のことなんでしょうけ
れど、思ったより使えてる人多く無さそうに感じたので。

よろしければ、おつき合いくださいませ。

 

「ブランドになれる人の思考法」

上の質問がそうです。

「自分のブランドイメージを向上させるために、何が参考になるだろう?」

別に普通ですよね。

でも、思ったより多くの人が

「自分のブランドイメージを向上させるために参考になることはあるかな?」

と考えているようなんです。

  1. 「自分のブランドイメージを向上させるために何が参考になるだろう?」

     

  2. 「自分のブランドイメージを向上させるために参考になることはあるかな?」

この2つの違い、分かりますか?

正解は、

1が「参考にできることはある」という
前提の問い
である

ということに対して、

2は「参考にできることがあるかどうか
は分からない」
という前提の問い
になっている

ということです。

細かいことですけど、これって結構重要
だったりします。

いきなりですけど

「脳は超高性能な検索エンジンで、キーワードを入れると勝手に答えを探してくれる」

 みたいな話、聞いたことありませんか?

車を買いたいと思っていたら、今まで
それほど気にならなかった道行く自動車
たちが目に入るようになった、みたいなアレですよ。

これに当てはめて考えてみますと

「答えはある」という(潜在的な)キーワードを入れる

ということと

「答えがあるか分からない」という(潜在的な)キーワードを入れる

ということでは、得られる結果も変わってくる、ということです。

 

エディー式コミュニケーション術

ちなみに、これはエディーさんも使っている話法です。

彼は練習の前にスタッフだけでミーティ
ングするんですけど、その時に

昨日、何を学びましたか?

(what did we learn yesterday?)

って皆に質問するんです。

これはまさに

「学んだことがある」という前提

で聞いてますよね?

そうなると、聞かれた相手も

「学んだことがある」という前提

で、脳内を検索し始めるんですよ。

「何を学んだかなー」

ってね。

 

これが

「昨日、何か学んだことありますか?」

だと、聞かれた相手の脳内は

「何か学んだことあるかなー」

となる訳です。

そこから出てくる(しかも同じ時間で)
回答の質の違いは歴然だと思いませんか?

 

・・・思ったより長くなってしまった
ので、今日はこの辺りにしておきましょうか。

 

という訳で、今日はちょっとした

小ネタをお送りしました。

あまり目立たないけれど、そこそこ役に
立ったりするので、よければ使ってみてください。

 

【使用例】

「A君、その問題を解決できるいいアイディアないかな?」
  ↓
「A君、その問題を解決できるいいアイディアって何だろうね?」

 

では、次回をお楽しみに!

 

to be continued…→次回に続く

 

阿部 龍太

 

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