なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?(その3)

「良い結果」を得るために必要なこと

ラグビーW杯後「日本ラグビー」の
ブランドイメージが飛躍的にアップした
理由を探るこのシリーズ。

前回は、今回「日本ラグビー」の
ブランドイメージが向上した

「最も」根本的なことであり、本当に「当たり前」の前提条件

についてお伝えしました。

商売においても重要なこの「前提」、
是非頭に置いておいてくださいね。

 

ちなみにバックナンバーはこちらです。

なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?(その1)

なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?(その2)

 

今回は

なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?(その3)

として、前回お伝えした

「最も」根本的なことであり、
本当に「当たり前」の前提条件

という前提を元に、

「結果を出す」

ということについて、さらにもう一歩
深めてみましょう。

 

 「結果を出す」ということはどういうことか?

これは本当に重要すぎるポイントなんですが、

「結果というものは、自分の力で得られるものではない」

ということ。

よく

「結果は自分で出すものだ」

というようなことを言う人がいますが、
僕の意見としては、そう言う人の多くに
大きな勘違いがあると思っています。

間違いとは言わないけれど、
思考の段階にズレがあるのかな、と。

 

話を続けましょう。

 

「結果」というものは

「自分の力でコントロールできるもの」

ではありません。

 

これも前回と同様、「スポーツ」だけの
話ではなく「商売」でも全くもって同じことです。

 

なぜ、そう断言できるのか?

 

そもそも、スポーツも商売も、
あなた自身「だけ」で成立するものでしょうか?

違いますよね?

 

勘のいい人はもうお分かりになったかもしれませんが、スポーツも商売も

「相手」

 があってこそ存在するものです。

 

スポーツであれば「対戦相手」

商売であれば「お客様」

「ファン」や「業者さん」または
「ライバル企業」等々、たくさんの存在
がありますよね。

 

そういう状況で

「結果は自分で出すものである」

と言ってしまうのは、僕の理解力が
低いだけなのかもしれませんが、
どう考えても思考にズレがあるとしか
思えないのです。

 

思考における「ズレ」

そもそもの話、この世界に起こっている
ことの全ては、突き詰めれば4つの種類
に分けられます。

それは

1.実際に自分の力でコントロールでき、自分でもコントロールできると思っていること

2.実際に自分の力でコントロールできるのに、自分ではコントロールできないと思っていること

3.実際に自分の力でコントロールできないのに、自分ではコントロールできると思っていること

4.実際に自分の力でコントロールできないし、自分でもコントロールできないと思っていること

 

というものです。

 

そう。僕が「思考のズレ」と言っているのは、

「結果」というものは

「実際に自分でコントロールできること」

「実際には自分でコントロールできないこと」

の組み合わせの結果として
「生じるもの」だからです。

 

スポーツも商売も、八百長とか
ステマとかをせずに真っ当に行う
のであれば、「相手」をコントロール
することなんてできません。

コントロールできるのは

「自分自身で行うこと」

だけなんです。

 

日本代表が南アフリカに歴史的勝利を挙げられた理由

対南アフリカ戦、日本は歴史的な勝利を
挙げましたが、これは日本代表が

1.実際に自分の力でコントロールでき、自分でもコントロールできると思っていること

だけにフォーカスし続けたからです。

 

彼らは必死で頑張りました。

ある選手は死にものぐるいでタックルを
し、ある選手はスクラムで体を張り、
またある選手は・・・

 

当日の試合だけではありません。

準備段階から全ての選手、全ての関係者が

「その時、己のすべきこと」

を真摯にやり切った「結果」として、
「勝利」という「結果」を、
ある種の「ご褒美」をいただけた訳です。

 

なので、より正確に言うのであれば

なぜ日本ラグビーのブランドイメージが向上したのか?
  ↓
結果が得られるような「行動」をし続けたから

ということになります。

では、なぜ我らが日本代表が、
このように素晴らしいとしか言えない
結果を得るためにどんな「行動」をしてきたのか。

次回からは、ここを掘り下げてみることにします。

ラグビー日本代表がこんな素晴らしい
成果を出せた「エッセンス」

あなたにもきっとお役に立てると思います。

お楽しみに。

 

→to be continued…次回に続く

 

阿部 龍太

 

【追伸】

記事の裏話や、その他あまりブログには
書けないことはメルマガに書いています。

もしよろしければこちらから登録してください。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る