泣いてもいい。怒ってもいい。でも・・・ 〜失敗して、落ち込んでいるあなたへ(その1)〜

泣いてもいい。だけど、逃げない。

先日、とある学生さんに話を聞かせて
もらった。

その学生さんは、あるスポーツをして
いるのだが、少々スランプ気味だそうで

「同じ失敗ばかりで、自分が情けない。
 チームに申し訳ない」

と落ち込んでいた。

 

そんな彼と、彼のように失敗して自分を
責めてしまいがちな人に、彼に話した
内容をシェアさせてもらおうと思う。

 

あるアスリートが教えてくれた「失敗した時の考え方」

負けた時や失敗した時に一番必要なのは、次に同じような失敗を繰り返さないこと。

それには、その失敗を責めないことだと思います。

過去を振り返って「あの時、こうしていれば・・・」

と気づいたら、

「次からそれを実践してみよう」

と思うことが大事です。

そうして自分を変えていかなくては、過去の自分がかわいそうです。

 

これは、最近現役を引退された、
女子サッカーの澤穂希さんの本

『夢をかなえる。』

に書かれていることだ。

→澤さんの著書『夢をかなえる。』に
関してはこちらでもご紹介しています。

 

失敗に対して、己の無力さを責めてしまう。

それはある意味真面目さの証でもある
けれど、行き過ぎてしまうとそれは
己を縛り、可能性を閉ざしてしまう
鎖のようなものにもなりかねない。

 

失敗やミスをしてしまった。

その際に大切な事とは、一体
何だろうか?

自分を責める事よりも、その失敗やミス
による影響を最小限に抑えられるような
カバーをする事。

そして同じミスを二度と繰り返さない
ように対策を立て、行動をしていく事。

 

個人的にはコレじゃないかと思うんだ。

 

とは言え、ミスや失敗に対して
感情的になってしまう。

でもそれは仕方ないよ。
にんげんだもの。

感情的になるのは、それだけ真面目に
頑張っている証とも言えるだろうし。

 

でも、そこで立ち止まり続けていては、
現実世界は何も変わらない。

 

澤さんも現役時代、アテネオリンピック
の直前に大怪我をし、あまりのリハビリの厳しさに

「もう頑張れないかも」

と諦めかけた事があったそうだ。

 

そんな時、当時リハビリのサポートを
してくれていたトレーナーの方に

「ここで諦めたらオリンピックに行けない」

と気づかせてもらい、自分自身にとって
一番大切な事、つまり

アテネオリンピックに出場する事

に再度集中する事ができたそうだ。

 

その結果見事に復帰。

オリンピック本戦で全試合に出場を
果たし、日本のベスト8に貢献した。

この経験から澤さんは

夢が私から逃げるんじゃない。

私が夢から逃げようとしてたんだ。

(『夢をかなえる。』より)

ということを学んだのだそうだ。

 

澤さんが言う

「泣いてもいい。だけど逃げない」
(『夢をかなえる。』より抜粋)

これこそ、我々が学ぶべき姿勢ではないだろうか。

 

失敗やミスは誰にでも起こりうる。
人間なんだから、当然だ。

そして人間だから、悲しくなったり
落ち込んだりするのも仕方ない。

でも、そこで終わっては何も達成
できない。幸せになれない。

それは、ただ単にもったいないと
いうだけではなく、ミスや失敗をした
自分をただただ傷つけるだけではないだろうか?

どんな事があったとしても、
幸せにつながる道を選択してみてはどうだろうか?

・・・と澤さんが僕たちに伝えてくれて
いるような気がする。

 

続きはまた次回に。

→to be continued…次回に続く

 

阿部 龍太

 

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