【努力論・補足】「お先真っ暗」という素晴らしき世界

「お先真っ暗」という「光」

前回まで

「努力して上手くいく人と、努力すればするほど上手くいかない人」

というテーマについて、日本ラグビーの
快挙を交えつつ考えてきました。

前回の「努力の裏の顔」については

「自分の可能性を信じることの重要性」

について考えてみたんですが、これに
ついてのとても鋭い意見を見つけたので
ここで紹介させてください。

未来は真っ暗。

お先真っ暗というのはすげー前向きな言葉だよ。

真っ暗なんだよ。どこがいけないんだよ。

そん中にすっげー誰も見たことがない、

どんなに勉強したってわかりっこない、

素晴らしいものが隠れてるかもしんない。

真っ暗ってことは良いねえ。みんな平等で。

(甲本ヒロト)

「お先真っ暗」という言葉の
一般的な使用例を調べてみると

「未来にポジティブな可能性がない」

というような、どちらかと言えば
ネガティブな意味で使われていること
が多いようです。

 

ただ、言葉そのものの意味を、辞書で調べてみると

将来の見通しが全くつかないさま。

と書かれています。

つまり

「未来はどうなるか分からない」

ということであり、ポジティブでも
ネガティブでもどちらの意味でもないんですね。

ただ、「分からない」と言っている
だけなんですよ。

 

「未来のことは分からない」

ということを

「不安だ」

と解釈することも、

「何か凄い可能性があるんじゃないか?」

と解釈することも可能です。

 

では、どちらを選択するか?

どちらでも構いません。あなたの自由です。

あなたが自分で決めたのであれば、
どちらが良くて、どちらが悪いなんて
ことはありません。

 

ならば、あなたの人生がより豊かになる
ような選択をしてみてはどうでしょうか?

 

「今まで何も自慢できることがなかったから・・・」

みたいに

「過去がよくなかったから、未来も
 どうせよくならない」

という風に思っている人が少なくありません。

そして、未来の人生をより豊かにする
どころか、より不毛になる未来を自ら選択してしまう。

分かります。その気持ち。
恥ずかしながら、僕もそうでしたから。

 

だから言えます。

「『過去がよくないから未来もよくならない』

というのは、あなたの勘違いですよ」

と。

 

小学生の時、いじめやら何やら
色々あっていじけてしまった僕は、

「どうせこの先も自分にいいことなんかないんだ」

と「漠然と」思い、それ故何かに熱中
するとか、何かを楽しむとかとは無縁の
人生を生きてきました。

「自分を出す」なんて意味が分かりません
でしたし、「人生が楽しい」なんて
夢の世界の話だろうと思ってました。

 

でも、あることがきっかけで、
それが揺らぐことになります。

そして、多くの方との出会いのお陰で、
その呪縛から解放され始め、今に至る訳です。

 

プロフィールにも書いていますが、
僕の過去にはあまりいい経験がありません。

でも、その過去の経験を上手く活かす
ことで、今僕は、ほんの少しでは
ありますが、人の役に立てている。

僕の話で人生が変わった、
商売が上手くいった、
夢が叶った、
親子関係がよくなった、
彼女が出来た(笑)

・・・

過去によっていじけていた僕が今、
こんな風に人の役に立てているんです。

 

ラグビー日本代表も、過去は全く
結果を出せていなかった。

それが今回は歴史的な成果を出し、
多くの人を感動させたんです。
(僕もその一人です)

 

この記事で、五郎丸選手と
ジョン・カーワンの話
を出しましたが、

過去なんてどうでもいいんですよ。

(善くも悪くもない、という意味で)

大切なのは、今、どのような一歩を、
どの方向に踏み出すのか、ということです。

 

「お先真っ暗で何があるのか分からない。だからじっとしてよう」

「お先真っ暗で何があるのか分からない。だから探しにいってみよう」

どちらでも構いません。

あなた自身が、納得して踏み出せたのであれば、どちらでもあなたにとっての「大切な一歩」です。

 

大事なのは

・自分で決めること、自分で選択すること

・その自分を信じること。

この二つです。

 

ラグビー日本代表は素晴らしい成果を出しました。

次はあなたや僕の番です。

 

あなたの目の前の「真っ暗闇」の中に
たくさんの宝物がありますように。

 

阿部 龍太

 

【追伸】

記事の裏話や、その他あまりブログに
書けないことはメルマガに書いています。

もしよろしければこちらから登録してください。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る