「脱・ロンリーヒーロー」 〜料理が実現するもの〜

漫画『クッキングパパ』(うえやまとち先生)

本、それは
時に最良の友でもあり、
時に最大の師でもあり、
常にそばにいて見守ってくれる
パートナーでもある。

人生を豊かにしてくれる最も身近な存在、それが本。

そんな素敵な存在たちをご紹介しよう・・・


1985年から連載がスタートした

『クッキングパパ』
(うえやまとち先生)

この漫画は、これからの時代で
大切なことを非常に分かりやすく
教えてくれる本だ。

 

1.勝敗を決めるのは誰?

まず、この本では「誰かと戦う」という
シーンがほとんどない。

その代わりに多く描かれていのは
「自分との戦い」だ。

他者によってではなく、
自分で自分の価値を決める。
それはブランディングにおいても同じだ。

未熟な自分に落ち込み、下を向き、
膝をつく。もう起き上がらなくても、
このままでも良いかなと思う。

それでも、それでもやっぱり諦めきれない。

0,000001ミリしかなくても、
もし万が一後退してしまうとしても、
それでも足を踏み出したい。

受験や就職、失恋や成長、出会いや
別れ、日常の生活の中にある、そんな
「自分との戦い」について描かれている。

 

2.「料理」って何のためのもの?

そしてタイトルにもなっている
「料理」だが、この本に出てくる
「料理」とはただの

「色々な食材を調理した色々な味のあるもの」

ではない。

悩んでいる我が子の為、
疲れている親の為、
落ち込んでいる友人の為

・・・様々な「自分との戦い」に
苦しんでいたり、もしくはその戦いに
勝利して人生の歩みを進めている、
そんなあの人の為に何かしたい、という
「思い」が形になったもの。

それが『クッキングパパ』で描かれている「料理」なんだ。

「料理ありき」なのではなく
「何かしらの思い」が先にある.

 

つまり、思いやりや愛、人と人の
つながり、そういった気持ちを
形にするための「手段」が
料理なのだということ。

これはね、ブランド構築でも結構
重要な考えなので、機会を見て解説したいと思う。

 

3.脱・ロンリーヒーロー

上で少しお伝えしたけれど、
この漫画には、特定の人を助ける

「特別なヒーロー」

はいない。

そうではなく、

「全ての人がヒーロー、全ての人が主人公」

なんだ。

全ての人が時に誰かを助け、
時に誰かに助けられる。

全ての人に強さも弱さもあり、
共に助け合うことで一所懸命乗り越えていくという

「美しき人生の主人公たち」

これがこの『クッキングパパ』が
教えてくれている「最高のメニュー」
なのではないだろうか。

132巻というボリュームのため、
全巻揃えるのはなかなかにヘビーだけ
ど、ほとんど1話完結ストーリーなので、
どこから読んでも大丈夫だし、
コンビニ等でペーパーブックの特別編も
販売されているので、是非1冊手に
とって読んでほしい。

今のあなたの商売、今のあなたの人生に
役立つヒントがきっと見つかると思う。

 

うえやま先生、これからも頑張ってください!

いつもありがとうございます。

 

阿部 龍太

 

【追伸】

漫画だけではなく、レシピもついている
ので、読むだけではなく2度楽しめるよ!

僕もカレーづくりの参考に
させてもらいました^^

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