パクリにまつわるエトセトラ・後編 〜潔白でも、ダメよダメダメ〜

東京パクリンピック???

オリンピックロゴの

「パクリ疑惑」

を題材に、前回「パクリ」という
ものについて、ちょっと考えてみた。

個人的には

「誰もが何かしらをパクり、それを
アレンジさせて生きている」

と思っている。

まあ、僕のアドバイスを自分の
ノウハウとして本で発表した
某Aさんみたいに、そのまま使っちゃ
うのはいかがなものかと思うけど(笑)

 

それで、前回は

 

ただ、仮に本当に潔白だったとしても、
今回のロゴは取り下げるなり、新しい
ものを創るなりした方がいいのでは
ないかなーと個人的には感じている。

 

という風に書いた。

今回はその理由について考えてみたい。

 

潔白でもデザインを取り下げた方がいい理由

というのも、今回、バッグデザインの
盗用があったことで

「佐野氏=パクリ」というある種の「ブランドイメージ」

が多くの人の心の中で出来上がって
しまった部分があるからだ。

(潔白なのかどうかという「事実」ではなく
「イメージ」という部分に注意してほしい)

 

そういう状況になってしまうと、いくら
彼が潔白を主張し、実際にそれが正し
かったとしても、このイメージがある以上、

どうせパクリを許したオリンピックなんでしょ?

所詮日本はそういうことしか出来ない国なんだよね。

という穿った見方をされてしまう
可能性が出てくる。

短期的な視点(収益とか)も大切なのは
分からないでもないけれど、長期的な
視点、所謂

「グランドデザイン」

というものについても
意識してもらえたらいいよね。

 

 

実際にオリンピックに来た外国の人たちに

「oh!これがユウメイな“パクリンピック”ですネ!サスガのジャパニーズクオリティ!www」

とか言われたらちょっと微妙じゃない?(笑)

まあ、逆にネタとして面白いといえば
面白いと思うし、活用の仕方によっては
逆に今回の件は武器になるかもしれない。

でもこのロゴによって、オリンピック
の為に一所懸命頑張っている、他の
色々な人たちの努力が貶められて
しまうのであれば、少し違うのではないかと思うんだ。

 

「最早、ロゴそのものの問題ではない。

オリンピックという世界規模のイベント全体の、日本としての問題なのだ」

ということを、関係者の人はもう少し
考えてみてはいかがだろうか。

(生意気言ってごめんなさいね)

 

才能のあるデザイナーさんなんだろうか
ら、また新たに作ったらどうなんだろう?

彼もプロならできないことはない
だろうし、個人的には新しく作った
ロゴで周りを見返してほしいという
希望もある。

 

現実的でないかもしれないけれど、
いっそのこともう一度募集し直して
みるというのはどうだろうか。

ネットで色々発表されているデザイン案
とかも含めて公募してみたら、イベント
として面白いものが出来たりするのでは
ないかと思うんだよね。

審査とかも料亭政治的なよくわからない
ものじゃなくて、ネットを活用して
一般投票できるようにするとか。

きちんと運営すれば、結構なPR効果に
なると思うんですけど・・・

関係者の皆さん、いかがです?

ダメ?

 

阿部 龍太

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