smapさん、何だか大変な事になっている
みたいだね。
僕の家にはテレビが無いので、ネットの
ニュースでしか情報を得ていないけれど
それでも穏やかな事ではないのは分かる。
彼らが今後どうするのか、
誰が悪者なのか、ということについては
僕がどうこう言う資格も必要も無い。
ただ、彼らの記者会見から、
コミュニケーションとブランディングに
ついて勉強になる点があったので、
シェアをさせてもらおうと、今回筆を執ってみた。
会見をしたのにイメージが良くならない理由
先日、smapの皆さんが、今回の解散報道
についての謝罪会見をされたそうだ。
しかし、謝罪会見後も、沈静化を報じる
マスコミさんとは裏腹に、一般の人たち
は、ネガティブな感情を持ってしまっているようだ。
それもsmapさんに対して、という訳では
なく、彼らの雇用主であるジャニーズ
事務所に対するものらしい。
つまり、
現時点で、ジャニーズ事務所のブランドイメージが低下している
事は事実であると言える訳だ。
(smapの人気が低下する、とは違うからね、念のため)
そのブランド未イメージ低下の原因の
一つが、彼らの会見に表れていた。
参考に、会見の全文を載せておこう。
木村さん
「先週から、我々SMAPのことで世間をお騒がせしました。そしてたくさんの方々に、たくさんのご心配とご迷惑をおかけしました。
このままの状態だと、スマップが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、今日は自分たち5人がしっかり顔を揃えて、みなさんに報告することが何よりも大切だと思いましたので、このような時間をいただきました」
稲垣さん
「このたびは、僕たちのことでお騒がせしてしまっこと、申し訳なく思っております。
これからの自分たちの姿を見ていただき、そして応援していただけるように、精一杯頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いいたします」
香取さん
「本当にたくさんの方々に心配をかけてしまい、そして不安にさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。
皆様と一緒にまた今日からいっぱい笑顔を作ってまいりたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。」
中居さん
「今回の件で、スマップがどれだけ皆さんに支えていただいているのかということを、改めて強く感じました。
本当に申し訳ございませんでした。これからもよろしくお願いいたします」
草薙さん
「みなさんの言葉で気づいたこともたくさんありました。本当に感謝しています。
今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて今僕らはここに立てています。五人でここに集まれたことを感謝しています」
木村さん
「最後に、これから自分たちは、何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思いますので、みなさん、よろしくお願いいたします」
この会見の文章を読んだ時、
「あー、確かにこの内容だと、ブランドイメージ悪くなるよなあ」
と思ったのが正直な感想だ。
誤った、とは言わないけれど、非常に
もったいない伝え方であったからだ。
それは別に僕個人の思い込みという
訳ではなく、残念ながら一般の評価
にも表れている訳で。
では、具体的にこの会見の何が
ブランドイメージを悪くしてしまって
いるのだろうか?
ネット上で言われているような、
彼らの表情といった
「非言語情報」
ではなく、今回はこの会見の言葉、
つまり
「言語情報」
だけで考えてみて欲しい。
本当に単純な事なんだけど、これは
多くの人にとってのブランディングや
コピーライティングにも繋がる部分があると思う。
次回に僕の考えをお伝えするので、
是非あなたも一度、考えてみて欲しい。
別に難しい事じゃない。
本当に基本的なものだから。
阿部 龍太
【追伸】
「使える」ブランディングについての
より深い情報や、あまり表には出せない
裏話等は、メルマガで書いてます。