たぶんオーライじゃない理由は? 〜SMAPの謝罪会見の問題点(その4)〜

「たぶんオーライ」じゃないよ。

前回に引き続き、今日もsmapの謝罪会見
から、ダメなコミュニケーションに
ついて学ぼうというこのコーナー。

 

前回は、

コミュニケーションにおいて重要な「土台」

について考えてみた。

今回から、まとめに入ろうと思う。

 

ちなみに、過去記事はこちらです。

→第一話
「部屋とSMAPとコミュニケーション
とブランディングと私」

→第二話
SMAPの謝罪会見の問題点を、
言語学の視点からざっくり考えてみた
(その1)

→第三話
KANSHAしても“伝わらない”
コミュニケーションのコツ

〜SMAPの謝罪会見の問題点(その2)〜

→第四話
“夜空の向こう”には伝わらない…
〜SMAPの謝罪会見の問題点(その3)〜

 

結局、今回の会見は何だったんだろう?

という疑問を、多くの方が持っていると思う。

僕もそうだ。

 

一般的にこういった会見の内容という
ものは、本人ではなく、専門家が考える
ものとされている。

例えばアメリカの大統領のスピーチ
なんかは、専門のスピーチライターが
原稿を作成するのは有名な話。

特にsmapやジャニーズ事務所という存在
の大きさからして、きちんとした人が、
きちんとした内容を作るというのが自然だろう。

 

実際に誰があの会見を作ったのかは分からない。

でも結果としてあのような、

誰に言っているのかも分からない

何を言おうとしているのかも分からない

何故会見をしようとしたのかも分からない

・・・そんな会見になってしまった。

 

ファンであるかどうかは関係なく、
一般の人たちにとっては到底納得の
いくものではなかっただろう。

 

そしてそれは、smapに仕事を依頼する
スポンサー企業にとっても喜べる
ようなものではないはずだ。

少なくとも僕は、smapが出ている
コマーシャルを見たら、今回感じた
違和感を思い出すだろうし、そして
その違和感が購買に繋がるとはとても思えない。

(目は引くかもしれないけどね)

もしかしたら、僕が想像もできない
何らかの理由で、意図的にあのような
会見にしたのかもしれない。

そういう穿った見方をしてしまうほどだ。

 

意図的ならば別にいい。
自分たちで招いた結果だ。

でも、もしそうでないなら。

彼らが本当は、きちんと伝えたい事を
持っていたとしたら。

伝えたいのに、うまく伝わるような形に
できなかったとしたら。

 

だとしたら、今回の会見はとても残念
だし、とても悲しい事ではないだろうか?

 

仮に意図的ではないとして、なぜこのような

「残念なコミュニケーション」

が起こってしまうのだろうか。

 

それは

「コミュニケーション」と
いうものの本質を理解して
いないから

というのが僕の意見だ。

 

そもそも「コミュニケーション」とは何なのか?

ということについて、次回は考えてみたい。

お楽しみに。

 

阿部 龍太

 

→to be continued…次回に続く

 

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