素敵な夫婦愛から学ぶ、ブランディングの必須ポイント

黒木さん宅の芝桜

先日、こんな記事を見つけた。

→「失明した妻の笑いが消えた後、
夫は20年間土を掘りつづけた。
その色鮮やかな目標に日本中が感動した」

宮崎県の黒木さんご夫婦。

病気で目が見えなくなってしまった
奥さんのために、旦那さんが家の庭を
20年かけて整備し、今では一日に
何千人も訪れる場所になったという話。

旦那さんの奥さんへの愛情も非常に
素敵なんだけど、実はこの話には、
あなたのブランディングにも大きく
役立つ要素が3つも書かれている。

その事について解説しようと思う。

 

ブランディングひとつ目のポイント「強みに気づく」

ブランディングで大切なポイントのひとつに

「自分の強みに気づく事」

というものがある。

ちなみにここで言う「自分の強み」とは

「自分ができる事(好きな事・得意な事)で、誰かの役に立てるもの」

を指す。

 

このご主人は、庭を芝桜でいっぱいに
した訳だが、そもそもなぜ芝桜を
植えようと思ったのか?

記事によると、こういう理由のようだ。

靖子さんの退院から翌年の春、敏幸さんは、庭のみかんの土止めのために植えたシバザクラに人が集まってくることに気がつきました。

当時は まだ珍しかったシバザクラの鮮やかな色に惹かれて、人が家の前で立ち止まるようになっていたのです。

その様子を見てあるアイディアを思いついた敏幸さん は、本格的に庭作りに取り組むことを決心しました。

人を呼ぶシバザクラをもっと増やそうと考えたのです。

 

「失明した妻の笑いが消えた後、夫は20年間土を掘りつづけた。その色鮮やかな目標に日本中が感動した」より抜粋)

たまたま植えていた芝桜に人が集まって
いるのを、たまたま見つけた。

これを単なる「偶然」と受け流す事なく
「必然」だと察知する力。

自分自身が持っている当たり前のものが
「資産」だという事に気づく力。

これこそがブランディングにおける
大きなポイントのひとつだ。

 

ブランディング二つ目のポイント「継続性」

そしてもうひとつのポイント、
それは

「継続性」

だ。

ご主人はたったひとりで、20年かけて
庭を整備したのだそうだ。

20年という気の遠くなるような時間、
しかも庭の整備というものは、
なかなかの肉体労働だ。

土を掘り、雑草を抜き、苗を植える。

天候などの影響もあっただろうから、
何度も何度もやり直した事もあっただろう。

しかも庭の広さは約600坪。

書いているだけで気が遠くなる(苦笑)

毎日毎日コツコツと続けられたその
継続性には、尊敬の念しか浮かばない。

黒木さん宅の芝桜

20年という歳月をかけて産み出された芝桜庭園

 

「成功の秘訣は、成功するまで続ける事だ」

というのは、松下幸之助翁の言葉だが、
まさにご主人はそれを体現された。

20年、日数にしたら7000日超。

この日数をひたすら庭を整備し、
芝桜を植える事に費やした。

凄まじい行動力、凄まじい意思の力だ。

 

彼にそこまでの努力を継続させたのは、
一体何だったのだろうか?

その理由が、ブランディングにおいて
重要となる三つ目のポイントだ。

次回は、その事について考えてみたい。

お楽しみに。

 

→第二話「土台がなければ、全てダメ」に続く

 

阿部 龍太

 

【追伸1】

記事内の画像は、facebookアルバム
「Photo Miyazaki 宮崎観光写真さん」
からお借りしています。

美しい写真を見ていると、
実際に行ってみたくなりますね。

 

【追伸2】

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