土台がなければ、全てダメ。 〜素敵な夫婦愛から学ぶ、ブランディングの必須ポイント(その2)〜

黒木さん宅の芝桜

前回からお伝えしている。

「ある夫婦愛から学ぶブランディング」

今日はその続きを。

 

ちなみに第一話はこちら。
→「素敵な夫婦愛から学ぶ、
ブランディングの必須ポイント」

 

前回は、3つのポイントのうち、2つ目
までをお伝えしたので、今回は最後と
なる3つ目のポイントについて
お伝えしようと思う。

 

ブランディング三つ目のポイント「愛」

前回、黒木さんが20年という期間、
庭の整備を継続させたという事をお伝えした。

なぜ、黒木さんは20年という年月、
庭の整備を続けられたのだろうか?

それは、目が見えなくなった事で笑顔も
無くなってしまった奥さんに、再び
笑顔になってもらうためだったのだそうだ。

「どうすれば奥さんを笑顔にできるのか?」

これが旦那さんのすべての行動の根底にあった。

この

「誰かを笑顔にしたい、という“愛”」

こそがブランディングの3つ目のポイントだ。

敏幸さんには目標がありました。

妻を外に連れ出せないのであれば、人を家に呼べばいい。

庭をシバザクラで一杯にして靖子さんの話し相手を沢山集めるために、敏幸さんは毎日庭仕事に励みました。

 

「失明した妻の笑いが消えた後、夫は20年間土を掘りつづけた。その色鮮やかな目標に日本中が感動した」より抜粋)

奥さんが病気になって、ご主人も
落ち込んだに違いない。

しかし彼は諦めなかった。

このブログのタイトルにもなっている

「Stand and Love」

を、20年もの間貫いたんだ。

 

そしてその想いが、600坪の芝桜の
花園を産み出し、何千、何万という
人を呼び、そして、奥さんの笑顔まで取り戻した。

黒木さん宅の芝桜。旦那さんと奥さんの20年の愛の結晶だ。

黒木さん宅の芝桜。旦那さんと奥さんの20年の愛の結晶だ。

 

なぜ「愛」がブランディングにおいて
重要な要素なのか。

それは「愛」というものが、
ブランディングの土台、つまり「基礎」
となる

「コンセプト」

に繋がるものだからだ。

 

コンセプトとは、全体図であり、
行動の源泉となるものだ。

全体図があるから、方向性がズレない
し、仮にズレたとしてもすぐに修正
する事ができる。

行動の源泉となるものがあるから、
モチベーションが尽きずに行動し
続けられるし、己を過信せず
磨き続けられる。

コンセプトとは、そういう力を持つ
「土台」となるものだ。

土台が脆い家になんか危なくて住めない
のと同様に、土台が脆いブランディング
なんて、仮に形にあったとしてもすぐに
崩れ去ってしまう。

 

そしてこのコンセプトを強固にする
ための要素。

それがこの

誰かを笑顔にしたいという「愛」

なんだ。

 

自分だけが喜ぶなんてつまらない。

どうせなら自分だけではなく、
誰かと一緒に喜び合いたい。

そういったある種の「強欲さ」こそが、
ブランディングにおいて絶対に必要なもの。

「コンセプト」における核となるものだ。

 

誰かの笑顔を見たいと言う「愛」を持って、

自分の強みに気づき、

その強みの発揮を継続させる。

 

これこそが、ブランディングを成功させるために必須のポイントだ。

 

つまりある意味、ブランディングとは

「愛を土台にした信念を現実に形にする事」

と言えるものなんだ。

 

黒木さんは恐らく、こういう知識は
お持ちでなかっただろう。

それでもこのように素晴らしい
ブランドを現実に形にさせた。

「素晴らしい」なんて一言で
片付けられない程の偉業だ。

だからこそ、黒木さんだけで
終わらせず、我々も彼に続くべきだと思う。

 

次は、あなたの番なんだ。

 

あなたのお陰で、新たに誰かが笑顔になる。

その日を楽しみにしています。

 

阿部 龍太

 

【追伸1】

記事内の画像は、facebookアルバム
「Photo Miyazaki 宮崎観光写真さん」
からお借りしています。

美しい写真を見ていると、
実際に行ってみたくなりますね。

 

【追伸2】

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