塀の中で愛をさけぶ。 〜『囚人リク』に学ぶ、愛してくれる人の存在〜

かっとばせ!もう一度!

こんな記事を見た。

→清原被告身元引受人は父 
根は心優しき息子 自分が救わねば…

覚せい剤取締法違反で逮捕された
清原さんのお父さんが、身元引受人に
名乗りを挙げられたという記事。

このニュースを見て、以前読んだ
とある漫画を思い出した。

 

「愛に気付く」という事

『囚人リク』

無実の罪で刑務所に入れられてしまった
少年が、黒幕を倒すべく奮闘する
という物語だ。

『囚人リク』

『囚人リク』

主人公・リクの刑務所仲間に、
江田という気のいい大男がいる。

スラムでギャングとして育った彼は、
仲間に裏切られ、警察に追われる中、
ある寿司屋の女将、友子さんに匿われる。

 

誰からも愛されず、それ故
誰も信じる事ができなかった江田。

そんな彼に、友子さんは飯を食わせ、
寝床を与える。

それだけではない。

江田の知らない所で、暴力団から借金を
して警察にお金を払い、彼を見逃して
もらっていたのだ。

 

それを知った江田。

誰も信じられなく、
暴力しか頼るものが無かった江田。

そんな彼が変わった。

 

友子さんの手伝いをし、
鮨職人を目指すようになった。

お客さんも彼を認めてくれるようになった。

いい顔で笑えるようになった。

毎日が楽しくなった。

 

しかしそんな時、借金のトラブルで
友子さんは暴力団の組員に刺され、
亡くなってしまう。

倒れている女将さんに駆け寄る江田。

女将さんは死の淵で、彼に夫の形見の
包丁を手渡す。

包丁には夫の名と共に、
江田の銘も刻まれていた。

 

だんだん冷たくなる友子さんの身体を
温めようと、必死でさすりながら江田は叫ぶ。

なんでや友子さん!!

なんでこんなに優しくしてくれるんや!!

なんでやねん!!

 

そんな江田に、女将さんはこう返す。

理由なんて・・・ないよ。

ただ・・・愛しかったから・・・

そう言って、女将さんは事切れた。

 

その後江田は、女将さんを刺した組員を
襲い、刑務所に入る事になる。

 

その話を聞いて

「オメェみたいないい奴が、
こんな所に来なきゃならなかったなんて・・・」

と釈然としない顔をするリク。

 

そんなリクに対する江田の答えを、
今回の清原さんに贈りたい。

江田の答えに涙しか出ない。江田の答えに涙しか出ない。

でも俺は幸せや。

あの街に生まれた俺に、無条件で愛してくれる人が1人いた。

1人もいたんや。

俺はその思い出だけで一生を生きていける。

ありがとう、友子さん・・・

分かるだろうか?

 

ひとり「しか」いなかった。

のではない。

 

ひとり「も」いた。

という事なんだ。

 

この違いが、分かるだろうか?

 

妻も子も、友人も、すべて失い、
独りきりになったように見える清原さん。

しかしそれでも、彼を信じ、
愛してくれるお父さんがいる。

 

「たった一人しか味方がいない。
清原はもうダメだな」

そういう風に思う人もいるかもしれない。

 

でも僕はそうではないと思う。

「彼の味方になってくれる人が、彼を
信じてくれる人が一人もいてくれて
いる。だから清原にはまだチャンスがある」

僕にはこう思える。

 

清原さんが、この事に気付く事が
できれば、きっと彼はやり直せる。

根拠の無い思い込みだけど、
僕はそう信じている。

 

そしてこれは、
清原さんに限った話ではない。

偉そうに書いてるけど、
これは僕自身も常に意識すべき事でもある。

 

自分はどれだけ恵まれているんだろう。

学校に行かせてもらえ、

飯を食わせてもらえ、

仕事をすれば応援してくれる人が、
問い合わせてくれる人がいる。

 

自分はどれだけ恵まれているんだろう。

そして、そんな自分ができる事は何だろう。

 

僕も気をつけます。

だからもう一度、かっとばせ、清原。

 

阿部 龍太

 

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