日本の誉れ、澤穂希さんから学ぶ「ありのままの自分の勘違い」

「ありのまま」という勘違い

新シリーズ

「日本の誉れ、澤穂希から学ぶ『夢の叶え方』」

今日は澤さんの著書『夢の叶え方』から
学ぶ「ありのままの自分」です。

 

本の中で澤さんは

自分は自分、あなたはあなたであることを変えられません。

けれど、自分の中身を変えることは、心がけ次第で誰にでもできると思います。

(『夢をかなえる。』より抜粋)

と言っている。

 

個人的にこれは非常に重要なことを
言っていると思う。

 

一時期、いや今もそうなのかもしれないが

「ありのままの自分を愛する」

ということが流行った時期があった。

 

ありのままの自分を愛することで、
幸せになれる。

そんな感じのことだと思う
(映画は観ていないから分からない)
んだけど、これって人によって、
致命的な勘違いをしてしまう人が
出てしまうんじゃないかと思うんだ。

 

それは

「今の自分のありのまま」

「本来の自分のありのまま」

を一緒にしてしまう、ということだ。

 

澤さんが言っている

「変えられない自分」

とは、この

「本来の自分のありのまま」

を指すものだ。

 

ところが多くの人はこの

「本来の自分のありのまま」

「今の自分のありのまま」

を混ぜこぜにして捉え

「勘違いのありのままの自分」

として生きてしまっている。

だから自分の人生に迷ってしまう人が
続出しているんだ。

 

「ありのままの自分への勘違い」の実例

実際に以前、友人にこんな相談を
受けたことがある。

「私、彼氏が欲しいの。
ありのままの私を見てくれて、そんな
私を好きになってくれる、そんな彼氏がね」

と言った彼女は、まさにこの

「ありのままの自分への勘違い」

を地でいっている女性だった。

 

彼女といくつかやりとりをしてみた。

 

阿部:「ありのままの私を見て欲しい
って言うけど、具体的にキミの
ありのままって例えばどんな所?」

友人:「何かさ、化粧とかお洒落とか
髪型とか、そういう表面的な部分に
固執しない人がいいなって思うんだ」

阿部:「なるほどね。表面よりもキミの
中身を見て欲しいってこと?」

友人:「そう!まさにそれ!やっぱり
人間って中身でしょ?」

阿部:「そうか。なるほど。ちなみに
お化粧とかお洒落とか好きじゃないの?」

友人:「嫌いって訳じゃないけど、
面倒なんだよね。そういう所で
頑張るより、他の所で頑張った方が
いいと思うんだ」

 

・・・

さて、ここまで読んであなたは
どう思うだろうか?

彼女がどんな「勘違い」をしているのか
分かっただろうか?

 

ひとしきり話を聞いた後、
僕はこんなことを彼女に伝えた。

 

阿部:「よく分かったよ。少なくとも
今のキミを好きになる男性は、ゼロとは
言わないけどほとんどいないってことがね」

友人:「ど、どういうことよ!(怒)」

阿部:「だってキミ、
『私の内面を見てくれる人がいい』
って言ったよね?」

友人:「言ったけど!(怒)」

阿部:「で、キミの内面には、お化粧
とかお洒落とか髪型とか、そういう
ことをするのは面倒だっていう
気持ちがあるんだよね?」

友人:「う、うん・・・」

阿部:「例えばさ、デートの時に
髪ぼさぼさで無精髭があって、
寝間着がわりのスウェットと
サンダルで来られたらキミはどう思う?」

友人:「・・・」

阿部:「他に着る服とかもあるのに、
しかも好きな人と会う時なのに
『面倒だから』という理由で
何もしない人のこと、好きになれる?」

友人:「・・・なれない、ねえ」

 

念のため言っておくけれど、

「お化粧やお洒落が面倒だ」ということが悪い

と言っている訳ではない。

そういう人のことを好きになる人も
ゼロではないと思う。

 

僕が伝えたい問題はそこにあるのではない。

次回に、その辺りについてお伝えしようと思う。

お楽しみに。

 

→to be continued…次回は「こちら」

 

阿部 龍太

 

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