- 2015-12-18
- こぼれ話, ビジネスで大切なことは結構●●●から学んだ
- 「ありのまま」という勘違い, ブランドになれる人の思考法, 夢の叶え方, 日本の誉れ・澤穂希
新シリーズ
「日本の誉れ、澤穂希から学ぶ『夢の叶え方』」
今日は澤さんの著書『夢の叶え方』から
学ぶ「ありのままの自分」です。
本の中で澤さんは
自分は自分、あなたはあなたであることを変えられません。
けれど、自分の中身を変えることは、心がけ次第で誰にでもできると思います。
(『夢をかなえる。』より抜粋)
と言っている。
個人的にこれは非常に重要なことを
言っていると思う。
一時期、いや今もそうなのかもしれないが
「ありのままの自分を愛する」
ということが流行った時期があった。
ありのままの自分を愛することで、
幸せになれる。
そんな感じのことだと思う
(映画は観ていないから分からない)
んだけど、これって人によって、
致命的な勘違いをしてしまう人が
出てしまうんじゃないかと思うんだ。
それは
「今の自分のありのまま」
と
「本来の自分のありのまま」
を一緒にしてしまう、ということだ。
澤さんが言っている
「変えられない自分」
とは、この
「本来の自分のありのまま」
を指すものだ。
ところが多くの人はこの
「本来の自分のありのまま」
に
「今の自分のありのまま」
を混ぜこぜにして捉え
「勘違いのありのままの自分」
として生きてしまっている。
だから自分の人生に迷ってしまう人が
続出しているんだ。
「ありのままの自分への勘違い」の実例
実際に以前、友人にこんな相談を
受けたことがある。
「私、彼氏が欲しいの。
ありのままの私を見てくれて、そんな
私を好きになってくれる、そんな彼氏がね」
と言った彼女は、まさにこの
「ありのままの自分への勘違い」
を地でいっている女性だった。
彼女といくつかやりとりをしてみた。
阿部:「ありのままの私を見て欲しい
って言うけど、具体的にキミの
ありのままって例えばどんな所?」
友人:「何かさ、化粧とかお洒落とか
髪型とか、そういう表面的な部分に
固執しない人がいいなって思うんだ」
阿部:「なるほどね。表面よりもキミの
中身を見て欲しいってこと?」
友人:「そう!まさにそれ!やっぱり
人間って中身でしょ?」
阿部:「そうか。なるほど。ちなみに
お化粧とかお洒落とか好きじゃないの?」
友人:「嫌いって訳じゃないけど、
面倒なんだよね。そういう所で
頑張るより、他の所で頑張った方が
いいと思うんだ」
・・・
さて、ここまで読んであなたは
どう思うだろうか?
彼女がどんな「勘違い」をしているのか
分かっただろうか?
ひとしきり話を聞いた後、
僕はこんなことを彼女に伝えた。
阿部:「よく分かったよ。少なくとも
今のキミを好きになる男性は、ゼロとは
言わないけどほとんどいないってことがね」
友人:「ど、どういうことよ!(怒)」
阿部:「だってキミ、
『私の内面を見てくれる人がいい』
って言ったよね?」
友人:「言ったけど!(怒)」
阿部:「で、キミの内面には、お化粧
とかお洒落とか髪型とか、そういう
ことをするのは面倒だっていう
気持ちがあるんだよね?」
友人:「う、うん・・・」
阿部:「例えばさ、デートの時に
髪ぼさぼさで無精髭があって、
寝間着がわりのスウェットと
サンダルで来られたらキミはどう思う?」
友人:「・・・」
阿部:「他に着る服とかもあるのに、
しかも好きな人と会う時なのに
『面倒だから』という理由で
何もしない人のこと、好きになれる?」
友人:「・・・なれない、ねえ」
念のため言っておくけれど、
「お化粧やお洒落が面倒だ」ということが悪い
と言っている訳ではない。
そういう人のことを好きになる人も
ゼロではないと思う。
僕が伝えたい問題はそこにあるのではない。
次回に、その辺りについてお伝えしようと思う。
お楽しみに。
阿部 龍太
【追伸】
記事の裏話や、その他あまりブログに
書けないことはメルマガに書いています。