世界一簡単な問題解決のいろはの「い」と、整体院との共通点

それって本当に「問題」なの?

プロフィールでも書いたんだけど、
僕は子供の頃交通事故に遭って
右足の骨が少し変形している。

その影響で、身体の左右のバランス
が良くないらしく、昨年くらいから
左半身だけが痺れたり、痛みを
感じたりするようになった。

そんな訳で今、定期的に整体に通っています。

 

リサーチも兼ねていくつかの整体とか
マッサージに通ってみたんだけど、
どちらかと言えばきちんとした所は

「痛みや凝りがある場所とは違う所に、
その痛みや凝りの原因がある」

ということを言っている所が多い。

 

先日の僕を例にしてみると、
僕には首の痛みがあった。

でも、整体の先生は、僕からヒアリング
をして、身体を少し触ってみて、

「痛みの原因は、ここですね」

と施術をしてくれた。

 

その場所は「腰」

痛みのある首ではない。

 

実際に腰を施術してもらった後、首の
可動域が広がり、痛みも軽くなった。

 

もちろん、この施術が全ての人に当て
はまる訳ではない。

僕が今回お伝えしたいのは

「問題だと感じている部分と、
修正すべき箇所は、別であることが多い」

ということだ。

 

例えば「お客様が減った」という
「解決したい問題」があったとしよう。

さすがに今はこういう人はあまり
いないと思うんだけど、これを解決する為に

「広告を出す」

とか

「チラシを配る」

というようなことをいきなりしても、
上手くいかないことの方が多い。

 

「お客様が減った」

だから

「お客様を増やせば良い」

という考えは、間違っているとは
言わないけれど、あまりにも短絡的
すぎて、結果として的外れになってしまうことが多い。

「お客様が減った」という
「解決したい問題」の裏には、
「その問題を発生させた要因」
というものが存在する。

つまり

(解決したい問題)「お客様が減った」
  ↓
(解決する為の案)「お客様を増やせば良い」

 

ではなくて

 

(解決したい問題)「お客様が減った」
  ↓
(その問題を発生させた要因1)「商品の品質が下がった」

(その問題を発生させた要因2)「他に同じかそれ以上の商品を扱う競合ができた」

(その問題を発生させた要因3)「商品がもう売れ筋でなくなった」

・・・

 

という風に、その問題を発生させた要因
が(多くの場合、複数)存在する。

これらの要因をあぶり出し、
具体化させて、その上で「解決案」を
考える、というのが問題解決のいろはの「い」だ。

(「問題解決」と言うよりは
「問題発見」と言った方が正しいのかもしれないね)

 

例えば、上記の例だったら

(解決したい問題)「お客様が減った」
  ↓
(その問題を発生させた要因)「スタッフの質が下がっている」
  ↓
(解決する為の案)「スタッフと話し合い、きちんとした教育を行う」

という感じだ。
(あくまでも一例ということで、
内容が雑なのはご了承いただければ)

 

 

上で言う「問題」だと見える部分は、
実は「問題」ではなくて、
単なる事象、つまりは「出来事」なんだ。

その出来事の裏にあるもの、上で言う
「その問題を発生させた要因」
であり、真に解決すべき部分は別にあることが多いんだ。

(「出来事=真に解決すべきポイント」
という場合もあるけれど、そうじゃない
場合もある、ということ)

問題解決のいろはの「い」に過ぎない
ことだけど、簡単だし、結構役に立つ
ものの割に、疎かにされているように
感じるので、使ってみても良いかもしれない。

お役に立てば何よりです。

 

阿部 龍太

 

【追伸】

今回のことについては具体的な事例も
書こうと思っています。

またこれ以外にも実は他にも
いろはの「い」がいくつかあるので、
それも書けたらと思ってます。

 

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