清水エスパルス降格に思う「己との向き合い方」

弱さと向き合うということ

ラグビー日本代表の快進撃で、
ウキウキワクワクドッキドキの日常を
過ごしていたのもつかの間。

残念なことに、今回の清水エスパルスの
降格によって、我が静岡県から
サッカーJ1のチームが無くなってしまいました。

“王国”清水ついに陥落…敗戦から4時間半後、新潟快勝で初のJ2降格決定(yahooニュース)

(ちなみにジュビロ磐田は2013年に降格)

 

特に今回の清水に関しては色々な意見が
あるとは思うけど、僕クラスのサッカー
素人が見ても試合のちぐはぐさは見て取れるものがありました。

選手もサポーターも、皆辛そうに見えました。

実際に知人の清水サポーターは

「応援する気持ちはあるし、絶対に
スタジアムに行って応援するけど、
実際にスタジアムで選手たちを見るのが辛い」

と言ってましたし。

試合を観たり、インタビューや記事を
チェックした限りでは、結果云々ではなく

「自分たちがどこに進んでいるのか」が分からない

ような、そんなイメージを受けました。

 

でも、今回大躍進を遂げたラグビー日本
代表だって、過去に100点差以上で負けた

(145−17:対オールブラックス:1995年)

時があったんです。

ワールドカップに出ても一勝もできない。

しかも自分たちの力を出し切れずに
敗け続けるという期間が何年もあったんです。

 

それでも彼らは

「自分たちは弱いという現実」

を受け止めて、その上で

「自分たちがまだ眠らせている未知なる可能性」

を信じて、驚異的な追い込みを自らに課してきました。

 

代表のキンさん(大野均選手)みたい
に、過去の日本代表を身体で知って
いる人の言葉とか記事とかを一度
チェックしてみてください。

彼らがどれだけ歯を食いしばって
頑張ってきたかが分かると思います。

 

アスリートのメンタルトレーニングだろ
うが経営者のブランドプランニングだろ
うが、僕はクライアントさんに先ず

「今の自分が未熟で全然たいしたことないという現実」

を認めてもらうようにしています。

 

よほどのM体質でない限り

「今の自分は未熟である」

と認めることは楽しいことではないでしょう。

 

でもその「未熟さ」は

「その人に価値がない」

ということを示しているのではありません。

「その人の価値がまだ発揮されていない」

ということを指し示しているんです。

 

そしてそれは則ち

「これからの成長の余地が、可能性がたくさんある」

ということなんです。

 

僕のクライアントさんに限って言えば、
ここを乗り越えた人は、100%大きな
変化、商売や人生におけるポジティブな
変化を手にしています。

 

上から目線で申し訳ないですが、
残念ながら今回降格してしまった
清水エスパルスの選手、関係者の方は、
是非「現時点での己の非力さ」を
直視して欲しいと思っています。

でもその「非力さ」は

「己の可能性が無い」

ということではありません。

「まだ己の可能性を出し切れていない」

ということなんです。

 

今日本で一番有名なラガーマンとなった
五郎丸選手ですら、何度も挫折を乗り
越えて今のレベルに至っています。

あれほどの選手ですら、です。

もし、自分があれほどの選手で無い
のであれば、彼以上に己の現在と
未来の可能性を直視するしかありません。

 

清水エスパルスとジュビロ磐田の選手、
関係者の皆さんの今後を心から応援しています。

メンタルトレーニングならいつでも
お手伝いしますよー

 

阿部 龍太

 

【追伸】

キンさん、あれだけ貫禄あるのに
僕より若いんですよね。

やっぱり積み上げてきたものが
違うんだろうな・・・(汗)


  

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