宮本武蔵が教える「道」の重要性(その1) 〜ブランド構築に役立つ言葉たち〜

「その道だけで大丈夫?」

「いい言葉とは、いい人生の羅針盤となるものだ」

というのは僕の信念の一つだったりします。

人生、楽ありゃ苦あるもの。
時に落ち込んだり、時に迷ったりするものです。

そんな時に背中を押してくれ、
自信を持って自分の人生を歩んでいく
サポートをしてくれる・・・

そんな「人生の羅針盤」になるような
人や考え方があるのは有り難いものです。

このコーナーでは、少しでもあなたに
力をくれそうな言葉たちを紹介します。


五輪書から学ぶ、商売成功のコツ

先日ちょっと取り上げてみた

「五輪書から学ぶ成功のコツ」

今日はその2回目。

今日も「地の巻」から。

 

道におゐて、儒者、佛者、
数奇者、しつけ者、乱舞者、
これらの事ハ、武士の道にてハなし。

其道にあらざるといへども、
道を廣くしれば、物ごとに出合事也。

いづれも、人間におゐて、
我道々を能ミがく事、肝要也。

(「五輪書」地の巻)

 

これをざっくりと現代風にすると

 

道というものにおいて、儒学者・僧侶・
茶人・礼法者・舞踏家の道があるが、
これらの事は武士の道ではない。

しかし、武士の道ではないとはいえ、
道を広く知れば、どんなことにでも
対応できるのである。

どの道であれ、世の中において、
自分のそれぞれの道をよくみがく
こと、これが肝要である。

 

となる。

 

そしてこれを、商売の成功、ブランドの
成功という視点で僕なりの視点で意訳
するのであれば

 

商売そのものに関係してもいなくても、
色々な広い分野において深めていけば、
それを商売の成功につなげることは
可能である。

どんな分野であっても、世界に求められ
ていることを、自分なりに深めていく
ことが重要なのだ。

 

となる。

 

これは非常に大きな意味を「ふたつ」
持っていると個人的には思う。

ひとつは

商売そのものに関係していない、別の
分野でも、それを商売の成功につなげる
ことは可能である

ということ。

 

例えば武蔵のように

「剣術を極めたい」

と思ったとして、剣術の分野を深める
だけではなく、他の分野、例えば
舞踊の動きだったり、動物の動作
だったり、そういう分野のエッセンスを
取り入れて剣術の上達につなげていく、というような。

 

実際の例で言えば、例えばサッカー選手。

「ズラタン・イブラヒモビッチ」

というスウェーデン代表の非常に
実力のある選手がいる。

彼は若い頃にテコンドーを学んでおり、
そこで培った技をサッカーに活かして
いるというのは有名な話だったりする。

 

また、今年の高校野球で注目を集めた

「オコエ瑠偉」選手

彼も、中学時代に所属していたゴルフ部
での経験で、打球の回転と打つバランス
を深められたと話している。

 

もちろん、根本が疎かになってしまって
は元も子もないけれど、

毛利元就の「三本の矢」

じゃないけれど、一本よりも二本、
二本よりも三本の方が、強くなる
のは当然のこと。

一本の柱よりも、2本、3本と柱が
あった方が、頑丈な家になるよね。

そういうイメージ。

 

ちょうどきりもいいので、今日はここまで。

また次回!

 

阿部 龍太

 

 

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