「日本のマザーテレサ」が教えてくれた事 〜佐藤初女さんありがとう〜

「日本のマザーテレサ」の教え

「日本のマザーテレサ」と呼ばれ、
多くの人の心と身体を救ってきた
佐藤初女さんが、2月1日に天に召された。

彼女は、青森県に「森のイスキア」と
いう癒しの場を運営している。

そこには心に傷を負った人たちが
彼女に話を聞いてもらおうと
数多く訪れるのだそうだ。

昨年の事、そんな初女さんにお目に
かかる機会をいただき、森のイスキアに
お邪魔してきた。

初女さんは少し体調が優れないご様子
で、また複数名でお邪魔したことも
あって、彼女とはほんの二言三言くらい
しか言葉を交わす事ができなかった。

しかしその二言三言ですら、
僕にとって大きな学びになったので、
この記事を読んでくれているあなたにも
シェアしたいと思う。

商売、特に教育に関する商売に関して、
大きなヒントをくれるだろう。

 

心が病んでいる人に必要なもの

「心に傷を負った人、心が病んで
しまった人、そんな人に必要なもの、
それはきちんとした食事です」

と初女さんは言う。

確かにその通りだと思う。

カウンセリングやセラピーを受けること
が不要だとは言わない。

でも、それだけでは不十分だと僕は考える。

それだけではなく、今の自分の身体を
作っているものを、すなわち食事を
見直すこと。

それ無くして、いくら質のいい
カウンセリングやセラピーを受けた
としても、表面的な改善は見られるかも
しれないが、根本的な改善には至らないだろう。

これは心の問題だけではない。
商売にも同じ事が当てはまる。

 

心の落ち込みも商売の低迷も、根っこは同じだった

以前、とあるショップの立て直しを
お手伝いした事がある。

オーナーさんからは

「集客のために広告とwebサイトの
 テコ入れが必要だと思うんです」

というお話を聞いていた。

しかし、ヒアリングの後、僕が提案した
のはそれとは異なるものだった。

 

何だと思う?

良ければ一度あなたなりに考えてみて欲しい。

 

僕が一番最初に提案したのは

オーナーさんの生活習慣の改善

だった。

 

そのショップは、オーナーさんが接客の
ほとんどを担当されていた。

よって、お客様と夜に一緒に飲みに
行ったりする機会が少なくなかった。

それは何の問題も無い。

 

問題だったのは

飲みにいった次の日に体調不良になり、
仕事のパフォーマンスが大きく下がってしまう

という事だった。

 

そのショップは、面白いコンセプトが
あるお店だったので、仮に広告や
webサイトのテコ入れをしたら、
集客率の向上は確かに予想できた。

しかし、もしお客様が増えたとしても、
対応をするオーナーさんの体調が悪い
ままだったらどうだろうか?

お客様の満足度が上がらないどころか、
最悪、悪いブランドイメージが
広まってしまうよね。

 

よって、僕の提案としては、

お客様が増えた時にしっかり対応できる「土台」をまず作りましょう。

そしてそのためにまず、オーナーさんの体調を整えませんか?

というものだった。

 

食事や運動といった細かなタスクを
作り、実行計画を設定し、それを
1ヶ月実行してもらった所・・・

新規集客の数字は上がらなかったが、
売上は上がった。

僕に言わせれば当然の話だ。

体調が良くなり、パフォーマンスが
下がらなくなったため、今まで以上
に顧客対応の質と量が向上したからだ。

 

別にこれは特殊な事でも何でも無い。

最も重要な「土台」をきちんと整えれ
ば、その土台の上にあるものは
自然に変わってくる。

初女さんのお話を伺って、
このことを強く思い出した。

まだまだ彼女が伝えてくれた事はある
ので、次回も初女さんのお話を
お伝えしようと思う。

お楽しみに。

 

阿部 龍太

 

【追伸】

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