【もうひとつの「プライド」それは…】〜日本ラグビーのブランドイメージ向上の理由(その7.1)〜

やっぱり「愛」だろ?

ラグビーW杯後「日本ラグビー」の
ブランドイメージが飛躍的にアップした
理由を探り、商売繁盛に役立たせようというこのシリーズ。

 

前回は「心・技・体」の「心」として

エディーさんが日本代表に浸透させた「心」

についてお伝えしました。

 

今日は前回の続き、題して

もうひとつの「プライド」それは…

〜日本ラグビーのブランドイメージ向上の理由(その7.1)〜

として、お伝えしていきます。

 

ちなみに、バックナンバーはこちらです。

→「なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?」バックナンバー

今まで発表した全ての記事をまとめて
ありますので、よろしければご確認
くださいませ。

 

エディーさんが浸透させた、もう一つの「プライド」

前回もお伝えしたように、
彼がラグビー日本代表に伝えた

「プライド」

とは

「自分たちは勝利に値する存在なんだ、日本ラグビーの歴史を変えるんだ」という「信念」

であり、

「最後まで勇敢に戦い、絶対に引かない」という「勇気」

であり、

そのためにチームメイトと共に己を磨き続けるという「信頼」「献身」

というものだ。

 

そしてこれには実は、もう一つの要素がある。

それは

「大切な人のために自分の精一杯を出し切る」という「愛」

というものだ。

 

この「愛」を表すエピソードをご紹介しよう。

 

今回の代表には、出生国が日本ではない
「日本代表選手」たちが何人もいた。

最初は

「外国人が日本代表なんて何か違うよね」

みたいな意見を持つ人が多かったし、
ラグビー関係者でもそういう意見を
持つ人がいたそうだ。

 

しかし、大会が始まって、そういった
意見は限りなくゼロになっていった。

それは、単に素晴らしい成果を出した
からとか、五郎丸選手がイケメンで
メディア受けする素材だったからとか
そういうことだけではない。

生まれがどこだろうが関係なく、
日本の為、日本ラグビーのために
文字通り粉骨砕身、身体を張って闘う。

まぎれもない「日本人」たちの姿が
フィールドにあったからだ。

 

日本語を喋れない選手もいる中、主将の
リーチマイケルの呼びかけで「君が代」
の意味を学ぶ勉強会を開催したりと、
ラグビーとは一見関係のないことにも
真摯に取り組んでいた。

自分は確かに日本で生まれ育った訳では
ないし、それを良しとしない人もいるかもしれない。

でも自分の家族のため、応援してくれる
人のため、ラグビーファンのため、
自分に出来ることをやり切ろう。

そんな思いがあったのではないだろうか。

 

そしてこれこそ、日本のラグビー
ファン、そして日本という国に対する
愛の証ではないだろうか?

 

そんなリーチを始めとする日本代表選手
たちの姿に「外国人なのに」という声は
次第に小さくなり、日本中がラグビー
日本代表を応援するようになった。

また、僕や僕の周りにいた最初から応援
していた人たちは、さらに彼らを応援するようになった。

 

また、リーチのお母さんは、
日本という彼らにとっては「外国」
である国を「母国」に選択した息子を
心から応援してくれていた。

日本の勝利に大喜びのリーチのお母さん
の姿は、全然関係ない赤の他人の僕をも
何故か嬉しい気持ちにさせてくれた。

息子の日本に対する愛情を理解して
くれた親の愛情がそこにはあったように
感じている。

 

厳しいトレーニングだけではなく、
こういった「愛」の積み重ねが、
あのような素晴らしい成果を産み出せた
素晴らしいチームを創り上げたのだと、
僕は確信している。

非科学的と言われるかもしれないけれど
そもそもあの南アに勝てたことが、
科学的に説明できないよ(笑)

 

そしてこの「愛」について、絶対に
忘れてはいけない話がもうひとつある。

次回はそのことをお伝えしようと思う。

 

→to be continued…次回に続く

 

阿部 龍太

 

【追伸1】

このシリーズもそろそろ最終回が
近づいてきました。

書いていて、ますますラグビーのことが
好きになってます(笑)

 

【追伸2】

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