病気を治すものと、ラグビーを上達させるものと、ブランディングを成功させるものの共通点

病気は何が治すのか?

先日、とある面白い方に出逢った。

その方によると

「ほとんどの病気は、細胞から始まるもので、その細胞自身や周囲の環境を整える事で病気から脱する事はできる」

とのこと。

実際に薬を一切使用せず、食事とサプリによる

「栄養療法」

のクリニックで働かれているのだそうだ。

ご自身も特殊な病気で、長くステロイド
剤を使っていたそうだが、食事療法に
取り組んでからは、薬に頼ることなく
症状を無くす事ができたのだそうだ。

「病気や身体の不調を治すのは、医者でも薬でもなく、細胞なんです」

というお話は、確かに一理あるものだった。

そのクリニックは現在、非常に多くの方
が来院されており、紹介しか受け付けていないそうだ。

なのでもし興味があればご紹介する
ので、ご一報いただければと思う。

 

ところで、これは別に病気に限った事ではない。

今や日本で知らない人の方が少なく
なったであろう、ラグビー日本代表の

「五郎丸歩」選手

そして五郎丸選手と言えばキックを
イメージする人が多いと思う。

その五郎丸選手に、キックにおいて
大きな影響を与えたのが、元イングランド代表の

「ジョニー・ウィルキンソン」

という選手だ。

彼は2003年のW杯でイングランドを
優勝に導いた世界一のキッカーである。

五郎丸選手が大学時代、彼のキック
クリニックでキックの指導を受けたの
だそうだが、そこで最も印象深かった事
について、五郎丸選手は著書の中でこう記している

技術よりも何よりも印象的だったのは、世界一のキッカーが、地味な練習をひたむきにやり続けていたことだ。

(中略)

ボールを立ててから立ち上がり、後ずさり、中腰の姿勢で静止してゴールポストを見据える。

前年のワールドカップでイングランドを優勝に導いたとき、世界中の人たちがテレビで見ていたのと同じ、いつもの動作を何度でも繰り返していた。

世界最高のキッカーが、そうやって地道に、丁寧にキックに取り組んでいるということに、18歳の僕は感銘を受けた。

(中略)

何より大事なのは、上井草で見た、傍から見ていてもわかるほどひとつひとつのキックに集中していた、ひとつひとつの動作に対して手を抜かず、全ての手順を丁寧に踏んで蹴っていた、ウィルキンソンの姿勢だと思っている。

(『不動の魂』より抜粋)

「どうすれば上手くなるのか?」

僕もスポーツをやっていたから、
こういう疑問を持った事がある。

そして、自分より上手い選手にその疑問
をぶつけた事もある。

しかし、結局は

「基礎を積み上げる事」

こそが上達のための唯一と言っても
いいであろう「道」なのだ。

上手い人ほどそのことを教えてくれた。

 

いかに基礎を丁寧に積み上げるか。

病気が治るのも、スポーツが上達する
のも、そしてブランディングが成功する
のも、突き詰めれば同じ事だ。

安易な一発逆転を狙わず、小さくても
重要な事をコツコツ積み上げていく事。

突き詰めればこれに尽きる。

一発逆転を狙うということは、
当然ながら失敗するリスクも増す。

「ハイリスク・ハイリターン」という奴だね。

そんなことに関わる余裕があるのなら、
失敗するリスクが低い事を着実に重ねていくこと

それが一番の近道だったりする。

 

え?

「そんなのローリスク・ローリターンじゃないか」

って?

違うんだよ。それ。

少なくとも、上記で挙げたもの、
病気や、スポーツや、そしてブランディングは

「ローリスク・ローリターン」

という考えが当てはまらない。

 

ポイントはこの「積み上げていく」という点だ。

次回にそのことについて、話してみたい。

 

阿部 龍太

 

【追伸】

記事の裏話や、その他あまりブログに
書けないことはメルマガに書いています。

もしよろしければこちらから登録してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る