「安定した生活」とは何かを、就活中の学生さんから学ぶの巻(その2)

「エンジンとハンドル」

前回から続く

「就活中の学生さんに『安定した生活』について学んだ」

シリーズ。

 

「常に止まること無く、目まぐるしく
動き続けているこの現実世界」

の中で

「安定した、つまり変わらない状況を得る」

ためには何をすればいいのか?

その2となる今回は、このために必要
だと僕が思うポイントの二つ目について
お伝えしようと思う。

→前回の記事はこちらから

 

2.変わらぬ「一貫性」

前回は

「変わり続けなければいけない」

とか言っておいて、今度は逆のことを
言っている、と思う方もいるかもしれ
ないけれど、これは別に矛盾したことではないよ。

変化を選択する際に、自分なりの軸を
持とう、ということを言いたいんだ。

 

道を歩いていて、いくつかの分かれ道が
あったとしたら、どの道を選ぶか、
その選択基準を「自分自身で」持って
いよう、ということだ。

車の運転で例えるならば、
ハンドルを自分で握って道を選んで
いこう、ということだね。

 

この「一貫性」というものは、
ブランド構築において非常〜〜〜〜〜
に、非常に重要な要素でもある。

何かのピンチがあったり、チャンスが
あったりした時に、その時の感情に
流され、道を踏み外してしまう人は少なくない。

僕の過去のクライアントさんや、
知っている人でも何人かそういう人がいた。

 

もちろんその人の人生、その人の選択だ。

僕がとやかく言う資格などない。

けれど、そのせいで辛い思いをする人が
出てきてしまう、ということは、心に
置いておいてもいいのではないかと思う。

 

で、この「一貫性」を持つために必要なものが

「ミッション」

とか

「カンパニー・コンセプト」

と呼ばれるものだ。

 

よく聞く単語だから、名前くらい聞いた
ことがあると思う。

進む方向性を示し、そしてその方向に
進む上での原動力となるものだ。

 

別に難しいことじゃない。

 

なぜあなたはその商売をするのか?

誰のために、何をするのか?

 

それを真剣に考えて、言葉にすること。

そしてそれに沿って選択し、決断すること。

まずはそこからでいいと思う。

 

中には、

「商売は儲けることが先決で、
ミッションなんか要らない」

という人がいる。

儲けることの大切さを否定するつもりは
無い。むしろ重要なことだ。

けれど、儲ける事が重要ならばこそ、
ミッションやコンセプトが重要なもの
だというのが僕の意見だ。

 

上でも言ったように、ミッションや
コンセプトは

「正しい努力」の「方向性」を決めてくれ、

そして

「正しい努力をする」ための「原動力」となるもの

だからだ。

車で言えば、エンジンとハンドルの
双方の役目を果たしてくれる、とても
重要なものだ。

 

これを意識することがブランドの第一歩だ。

是非意識して商売をされることをお勧めする。

 

まとめと補足

前回と今回で話した内容をまとめると

「一貫性を持って変わり続ける」

ということ。

屁理屈みたいに聞こえるかもしれない
けれど、これこそが「安定」への
唯一の道なんじゃないかと思う。

 

実際に、俗に言う「ほったらかし」で
収入が入るようなシステムを持っている
知人が何人かいる。

コンサルタントやら不動産やら投資
やら、分野は別々なんだけど、彼らに
話を聞いてみると、一つの共通点が見えてくる。

それは、システムの更なる改良や、
提供するコンテンツの拡充、さらには
自分で新たな分野の勉強したり、
人に会ったりする等・・・

つまり、何かしらの「変化」を常に
起こし続けているそうだ。

その代わり、彼らは毎月ほぼ安定した
収入を得ているそうだ。

 

面白い話だと思わない?

 

「ほったらかしで収入を得る」という
「安定」は何もしないで得られるもの
ではない、ということなんだね。

 

「安定」とは、軸を持ち、変化し続けることで得られるもの。

それはある意味、厳しく大変な道程
なのかもしれない。

 

けれど同時にそれは、とても
楽しいものでもある。

だって、毎日少しずつでも成長して
いけて、その結果少しずつでも人の
役に立てるようになるんだから。

これを楽しいと言わずして何と言うのだろうか?

 

AさんとBさんがそこまで考えた上で、
そういった「安定した企業」、
「安定した身分」を求めているのなら、
とても素晴らしいことだと思う。

それはつまり、彼らが
「一貫性を持って変化し続ける」
ということなのだから。

 

Aさん、Bさん、いい話をありがとう。

頑張ってください!

 

阿部 龍太

 

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