何故彼は「死」を選択してしまったのか?

あなたはなぜ、そこにいる?

こんな記事を見つけた。

料理業界よ、これでいいのか? 波紋呼ぶ
ミシュラン3つ星シェフの自殺

「ヨーロッパ最高のシェフ」と名高く、
ミシュランガイドでも3つ星を獲った
シェフが自殺したそうだ。

あくまでも報道によるものなので、
事実かどうかは分からないが、彼の
自殺の原因は、彼のレストランの
格付けを下げられることへの恐怖
だったらしい。

この報道内容が事実だとしたら、
個人的には残念でならない。

 

「食」とは一体何なのか。

彼が死を選んだ事に対して、赤の他人の
僕が何かを言う筋合いは無い。

「彼の選択は間違いだった」

とか

「格付けなんかを気にするんじゃなくて
お客様を気にするべきだった」

みたいな、そんな薄っぺらい事は
僕には言えない。

 

でも、だ。

「食」という字は
「人を良くする」と書く。

食べた人を笑顔にし、
人生に彩りを与える。

「食」には、そんな魔法がある。

 

そしてそれは、食べる側だけではない。

作る側にも言えることだ。

食べる側だけではなく、
作る側も笑顔になるべき。

というのが僕の意見だ。

 

だから、彼にも笑顔になってもらいたかった。

 

彼は、何のために料理人になったんだろう。

彼は、何のために一所懸命修行してきたんだろう。

彼は、何を求めていたのだろうか。

 

これは、あなたにも大いに
関係がある事だ。

あなたは何のためにその仕事を
しているんだろう。

あなたは何のために毎日一所懸命
働いているんだろう。

あなたは何を求めて生きているんだろう。

 

これは「コンセプト」の根幹部分を成す
問いでもある。

商売にも役立つし、あなたの人生
そのものに影響を与える問いだ。

 

毎日考える必要は無い。

たまにでいいから、時間を取って、
考えてみて欲しい。

大切なものを失ってからでは
遅すぎるのだから。

 

阿部 龍太

 

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