- 2016-8-19
- エコブラ塾
前回は
「好き勝手に生きる」という言葉の「もうひとつの意味」
についてお伝えしました。
「好き勝手に生きる事」
これこそがブランド化における最も重要な第一歩である訳ですが、しかしそれがなかなかできない。
なぜできないのか?
できるようにするためにはどうすればいいのか?
それは
「好き勝手に生きるという事のもうひとつの意味」
を知らないからだ、という話をしました。
今日はその補足をお伝えしようと思います。
「好き勝手に生きる」という事の本当の意味をさらに理解してもらえたらと思います。
という訳で今日もこのお二人に
登場してもらいましょう。
ニャオ・ブランドー(♂)
猫界の頂点に成り上がるべく、ブランディングが必須だと考えている猫。
好きな食べ物はしらす。今まで食べたしらすの数は覚えていない。
なお某漫画のキャラクターとは何の関わりもない(荒木先生ごめんなさい)
阿部龍太(♂)
エコブラ塾長。
ブランディングプランナーとして、経営者や商品等のブランディングをサポートしているヒト科オッサン目。
好きな食べ物はお鮨。無類の赤身好きで光り物好き。
愛読書は『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦先生)を始めとする「人生哲学」書多数。
「好き勝手に生きる」事の「裏」と「表」
「好き勝手に生きる」って一言で言っても、色んな意味で捉えられるんだニャ。
おっしゃる通りで。
あくまでも僕の捉え方ではありますが、「好き勝手に生きる」という事をまとめると
自分だけが得る事を目的とした「勝手」な生き方
と
自分と他人とで共有する事を目的とした「勝手」な生き方
という「ふたつの意味」に分けられます。
これは、言い換えれば
他者から奪う生き方
と
他者に与え、共有する生き方
と表現してもいいでしょう。
まったく逆ものニャ。
まさに石仮面と波紋みたいなものだニャ。
石仮面をかぶった吸血鬼は他者から生命を奪い、我がものとするけど、
波紋の使い手は他者に生命を与え、相手を活かすニャ。
そう。
「裏」と「表」!
同じエネルギーだったのだッ!!
ツェペリさん・・・(ノД`)
ウィル、マリオ、シーザー、ジャイロ・・・
ツェペリ一族の悲しくも誇り高き生き様・・・
これぞ、まさにブランドだッ!
・・・話を戻しましょう。
「他者に与える」と言うと、何か高尚と言いますか、どうも困難なイメージを感じたりする人もいるかもしれません。
でも実際はそうではないんです。
自分の特性を「フルに発揮」しただけなんです。
逆を言えば、できない事はできない、という事です。
魚が鳥のように空を飛ぶ事ができないように、自分の特性に無い事はできないんです。
ドラクエ(ゲーム『ドラゴンクエスト』)で言えば、純粋な戦士はイオナズン(魔法使いの最高クラスの呪文)を唱えられない。
魔法使いは破壊の鉄球(戦士の最高クラスの武器)を装備できない。
だからと言って戦士と魔法使いで優劣がある訳ではない。
互いの特性を上手く活かすことが重要なんです。
ツェペリさんはジョジョに全ての力を捧げ、そして死んで行きました。
彼がいなければ、物語はあの闘技場で終わっていたでしょう。
(そしてその後の子孫たちの活躍も無かった)
彼は、彼の力をフルに発揮し、彼のできる事を全てやり切ったんです。
ポコは力も無い子供だったけど、その小さな身体を活かして闘技場の鍵を開けた。
彼がいなければ、ジョジョはタルカスに負けてしまい、物語はあの時点で終わっていたでしょう。
彼は、彼の力をフルに発揮し、彼のできる事を全てやり切ったんです。
スピードワゴンは波紋使いではなかったけど、その知識と経験を活かしてジョナサンを、ジョセフを、そして子孫たちを支えた。
彼の助けがなければ、ジョナサンだけではなく、ジョセフ、そしてその後のジョースター一族の奇妙な冒険は成り立たなかったでしょう。
彼は、彼の力をフルに発揮し、彼のできる事を全てやり切ったんです。
それぞれが持つそれぞれの特性。
彼らはそれをフルに活かしただけ。
「自分の特性を認識」し、
それを「フルに発揮する」こと
この二つを両立させること。
それこそが「好き勝手に生きる」事をブランディングに繋げるための本質なんですよ。
ニャるほど。
「自分の特性を認識する」
と
「それをフルに活用する」
この二つが重要なんだニャ。
そうなんです。
この部分、もう少しきちんとお伝えしたいので、続きは次回にしましょうか。
じゃあ次回まで猫の特性をフルに活かして寝ておくニャ。
編集後記
という訳で第7話でした。
前回の記事に簡単な補足を
入れてまとめたものです。
「好き勝手に生きる」という事は決して
「自分だけのために生きる」
という事とイコールなのではない、という事。
「好き勝手」に生きても、
他者に何かを与え、共有する事も
可能なんだという事。
これらを少しでも理解していただければ嬉しいです。
その鍵となるのが本文でも出た
「自分の特性を認識する」こと
そして
その特性を「フルに発揮する」こと
この二つを両立させるというものです。
次回はこのふたつについて、
もう少し掘り下げてみようと思います。
お楽しみに。
阿部 龍太
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