- 2015-11-8
- こぼれ話, ビジネスで大切なことは結構●●●から学んだ
- オールブラックスvsワラビーズ, フェティシズム, ラグビーW杯, リッチー・マコウ
前回は、ラグビーW杯の決勝戦の素晴ら
しさに加え、隣の席にいた人たちの
会話についてお伝えしました。
男女4人の会話の何が一体参考になったのか?
今日は僕なりの回答をお伝えしたいと思います。
見ていた「視点」の違い
何が参考になったのか。それは
男性二人は、「衣装」という「パーツ」
を見ていた。
そして
女性二人は「衣装を着た人間」という
「全体」を見ていた。
ということ。
これってすごく重要な違いだと思う。
例えば現代のラグビーでは、個々人の
能力が高いだけでは勝てないそうだ。
逆に、個々人の能力がそれほどじゃなかったとしても
(もちろんある一定以上は必須だけど)
チームとしてのレベルが高ければ、
今回の日本のような結果を出すことは不可能ではないと思う。
余談だけれど、日本vsサモア戦なんて、
まさにそういうポイントが見て取れた
素晴らしい試合だったと思う。
そしてこれはスポーツだけではなく、
商売でも同じことだ。
例えば、よくある話だけど
「商品だけ」が素晴らしかったとして
も、その価値を伝えていなければ、
残念ながらなかなか売れることには繋がらない。
また「マーケティング」がいかに優れて
いたとしても、程度の低い商品を
売りつけてしまうようなことをすると、
一時は売れたとしても、次に繋がらない。
つまりリピートされないということになる。
逆に、それまでは売れなかった商品が、
売る相手を変えたら爆発的にヒット
したとか、そういう話はよくあるよね。
色々な場所で色々な人が言ってる
だろうけれど、仕事って「かけ算」みたいなものだ。
どこかがゼロだったら、他をいくら
頑張ってもゼロになる。
また、数字の配分、つまり
「どこにパワーをかけたか」
によっては、頑張った成果がなかなか出にくい。
例えば
1000x1=1000
だけど
400x3=1200
だよね?
このように、
どこにどれだけ力を配分するのか
によって、得られる結果も
変わってくるということなんだ。
要はどのポイントに
ついて頑張るのか、を見誤ると
「やらなくてもいいこと」に集中してしまい、そして「やるべきこと」を疎かにしてしまう
といった
「落とし穴」
に落ちてしまうということなんだ。
(月並みだけど、そういう人や企業って少なくないよね・・・)
もしかしたら、もっと効率的に
大きな成果を得られるかもしれないのに。
ここは大事な所なんだけど、
頑張ること、努力することを否定して
いるのではないんだ。
そうではなくて
「正しい頑張り、正しい努力」
をすべきなんじゃないか、と
個人的に思うんだ。
もちろん、個別のポイントを強化する
ことは必要なこと。
そこを否定するつもりは全く無い。
でも同時に、全体のバランス、関係性も
考える必要がある、ということなんだ。
せっかく頑張ったのに、バランスが
整っていないせいで成果が出ないなんて
もったいなさすぎるよね。
あなたの商売、あなたのプロジェクトは
いかがだろうか?
もし
「思っているよりも成果が出ていないな」
と思っているのであれば、是非一度、
商売の流れ全体、つまり
・個々のポイント
・それらの繋がり
を見直してみることをお勧めします。
という訳で、
オールブラックスの皆、そしてワラビーズの皆素晴らしい試合をありがとう!
そしてキャプテン・マコウ、連覇おめでとう!
阿部 龍太
【追伸1】
実は今回お伝えしたことは、ここでは
書いていない「もう一つの要素」が存在する。
・衣装という「パーツ」
・その衣装を着ている人という「全体」
これらとは別の「もう一つの要素」だ。
そしてこのことも、商売において
絶対に忘れてはいけないこと。
それはメルマガでお伝えする予定なの
で、読者さんは楽しみにしていてほしい。
【追伸2】
記事の裏話や、その他あまりブログに
書けないことはメルマガに書いています。
【追伸3】
今回書いた「正しい努力」というもの
が、エディーさんが今回日本代表で実現
させたものだったりする。
「なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?」
の続編をお楽しみに