“当たり前”のチカラ

夏は暑いよね(当たり前だよね)

最近知り合いから「あたりまえ体操」というものを教えてもらった(遅い?)

じゃんけんぽんで後から出すと 勝てるよ

(あたりまえ体操より)

・・・

スキニージーンズからスウェットにはきかえると楽になるよ

(あたりまえ体操より)

・・・・・・

夏は暑いよ

(あたりまえ体操より)

・・・・・・・・・

 

確かに、あたりまえだね・・・

 

でも、これくらい当たり前のことを、
何故かしていない人がどうも少なくない気がする。

今日はそんな話をしてみよう。

 

以前、とあるケーキ屋さん
(高級という訳ではないけれど、
結構有名なお店)でケーキを
買おうとした時のことだ。

「季節限定・こだわりアップルパイ」

という商品が展示されていた。

 

僕は知る人ぞ知るリンゴ好き。

「リンゴダイエット」が流行る前から
シーズンに入るとリンゴばかり食べて
いて、そして何故か痩せない程のリンゴ好きだ。

そんなリンゴ好きの僕が

「季節限定・こだわりアップルパイ」

など、食べない理由が見つからない。

うきうきしながら
店員さんに聞いてみた。

「このこだわりアップルパイ、
リンゴの品種は何を使っているんですか?」

・・・

5人くらいいた店員さんの中で、
答えられた人は誰もいなかった。

 

・・・

 

どんなこだわりやねん!!!!!本当にリンゴ使ってるのかい!!!!!

 

僕が芸人さんでツッコミ担当だったら
絶対こうツッコんだと思う。

ちなみに食べてみたけど、
それほど美味しくなかった・・・

 

また最近、熟成肉でかなり有名な
焼肉屋さんでご飯を食べた時も
似たようなことがあった。

聞いたことの無い名前だったので、
うきうきしながらスタッフさんに

「この肉はどこの部位で、どんな味なんですか?」

と聞いてみた所

「スネのあたりの肉です。美味しいですよ」

とだけ。

 

・・・

 

お前、それで1人前2000円とか取るんかい!!!!!美味しくなかったらそもそも店に出せないだろうが!!!!!

 

僕が芸人さんでツッコミ担当だったら
絶対こうツッコんだと思う。

ちなみに、味はそこそこだった。
でも値段とは見合わないかな・・・

 

僕のツッコミのセンスはさておき、
こういうことをしているお店や
企業って、結構ないだろうか?

 

面談とかをしていると、
ブランドマーケティングとかコピー
ライティングといった、具体的な
テクニックを知りたがる人が少なくない。

でもその前にやることが他にある
んじゃないかと思う人も結構多いんだ。

スティーブ・ジョブズも
言ってるように、

 

どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない。

 

のだから。

少しでも「良作」そして「傑作」に
近づける努力をしつつ、マーケティング
に取り組んだ方が大きな成果を
得られると思うんだよなあ。

 

商売というものはある意味「かけ算」の
ようなものだ。

マーケティングやコピーライティングの
力が仮にバッファローマンばりに
10000000あったとしても、
それ以外が0だったら、結果として
生まれるものも「0」だ。

もちろんマーケティングも
コピーライティングも重要なものだ。
とってもとっても重要だ。

でもそれだけでは不十分なんだ。

それはちょっと周りを見回して
みれば、規模や業種に関わらず見えてくるはず。

なのにそういった、

「目立ちやすいもの」

にばかり目を向け、

「当たり前のこと」

に目を向けないというのは
どうなんだろう?

そんな風に思うんですよね。

 

次回は男の子なら誰でも知ってる
(多分)あのゲームから、
ブランディングと商売繁盛に
ついて考えてみようと思う。

お楽しみに。

 

阿部 龍太

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