- 2016-3-13
- こぼれ話, ビジネスで大切なことは結構●●●から学んだ
関東地方に限定されてしまうのかも
しれないけど、この時期になると
この広告を見る事が多くなる。
初めて見た時、あまりの意味不明さに
数秒時が止まったのを覚えている。
それほど強力なスタンド使いでもある広告だ。
「これは何か意味があるのだろうか???」
と思っていたら・・・
まさかの公式サイトで説明がされていた(驚)
しかも、思ったよりも参考になった
ので、ここでご紹介したい。
本当は全文を紹介したいのだけど、
それだとちょっと著作権的にいかがな
ものかと思うので、お時間のある方は
一度読んでみて欲しい。
Q. みすず学苑の広告やCMは、なぜ毎年、あんなに意味不明なのですか?
みすず学苑の広告やCMは、どこにもないものにしてます。
それは、14年間連続93.19%合格という、合格率がどこにもないものだからです。
(みすず学苑webサイトより抜粋)
と、いきなり自らの「意味不明さ」を
認めつつ(笑)、「合格率」という
実績、己の強みを打ち出している。
そして、
まず、「意味不明」というのは、本当は間違ってます。
なぜなら、みすず学苑の広告には、一貫したポリシーがあるからです。
それは、「受験に関する、言葉遊びで一貫してること」です。
終始一貫、ダジャレを通し、最後は、「怒濤の合格みすず学苑」を連呼して終わりです。
(みすず学苑webサイトより抜粋)
と、
「自分たちのポリシーがある」
という事のアピールをしている。
その後に
では、なぜダジャレかと言えば、1960年までは、同音異義や掛詞(かけことば)は、「駄」のつかない「シャレ」と呼ばれ、知性や教養ある人が使う、優れた言葉だったのです。
ところが、1960年に誰かが「駄」をつけ、シャレを貶(おとし)める風潮が始まったのです。
これは、志を持って捲土重来(けんどじゅうらい)する人を、「浪人」と呼んで貶(おとし)める風潮に似てます。
学苑長は、これに憤るのです。
だから、
「浪人生よ、誇りを持って開き直れ。ダジャレよ、誇りを持って開き直れ」
という、裏のメッセージがあるのです。
それで、毎年開き直って、ダジャレのCMを貫くのです。
(みすず学苑webサイトより抜粋)
と、
「ダジャレは受験生への応援メッセージなのだ」
という主張をしている。
興味深いのがその次で
本当の話ですが、この説明ですら、読めばおかしいでしょう。
そうです。みすず学苑の校風は、大変明るく、楽しく、面白いものなのです。
だから、今までの2倍の勉強時間、3倍の学習量をやっても、ちっとも苦にならず、深刻にもならないのです。
しかし、それだけやらないと、14年間連続93.19%の合格率は維持できません。
この、明るく楽しい怒濤の勉強量が、高い合格率の秘密なのです。
みすず学苑のCMは、それを表現してるのです。
(みすず学苑webサイトより抜粋)
この発想の転換(笑)
「ダジャレばかり言っているような
おかしな塾です。
そういう塾だから、皆楽しく勉強している。
だからたくさん勉強しても
苦にならないし、だからこそ成果が出ているのだ」
という話だ。
論理的な筋は微妙な気がする
(このダジャレが面白いかどうかはまた別の話だから)
けれど、彼らの想いは理解できる、
そんなブランドメッセージだ。
せっかくなので残りについても考えてみたい。
続きはまた次回に。
お楽しみに。
阿部 龍太
【おまけ】
塾についてだけではなく、
CMについても物申している。
また、15秒、30秒のテレビCMや、ポスター等では、
「何か珍しいCMがあるな、みすずのCMだな」
と、学校名やキャッチコピーを覚えてもらえばいいのです。
短いCMでは、名前や存在を覚えて頂くことが、まず大切です。
携帯電話会社のCMに、意味無くしゃべる白い犬が出てきても、
「なぜ犬がしゃべるのか? 携帯電話と犬の一家に、どういう関係があるのか」
と、聞くのは野暮でしょう。
テレビCMは、関心をもって頂くことに意味があり、それ以上の説明は、新聞広告やWEBを見たり、みすず学苑に、直接お問い合わせ下さればいいのです。
(みすず学苑webサイトより抜粋)
内容はともかく、
「短い時間に興味関心を得る事の重要性」
という点については確かに一理ある気はするね。
【追伸】
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