絶対に成功する「唯一の道」というものは存在するのか?

それは本当に唯一の道?

「きちんと勉強しないと、ちゃんとした
大人になれないよ」

「いい成績を出して、いい学校を卒業
して、いい会社に入らないと、幸せになれないよ」

・・・

あなたが子供の頃、こんな話を聞いた事
は無いだろうか?

 

これはつまり

「きちんと勉強する事が、ちゃんとした
大人になるための道ですよ」

「いい成績、いい学校、いい会社
こそが、幸せになるための道ですよ」

という事を指している事になる。

 

「ちゃんとした大人になる」

「幸せになる」

ための唯一の道。

 

それが

「きちんと勉強する事」

「いい成績を上げ、いい学校を卒業し、
いい会社に入る事」

なのだという事。

果たしてこれらは、本当にそう言える
事なのだろうか?

 

「ちゃんとした大人になる」

「幸せになる」

ということを

「商売や人生で何かしらの成功を収める」

という風に定義して、考えてみたい。

 

本当にそれが唯一の道なのか?

「きちんと勉強しないと、ちゃんとした
大人になれないよ」

「いい成績を出して、いい学校を卒業
して、いい会社に入らないと、幸せになれないよ」

実際の世界を見てみれば、これらは全く
もって正しくないという事はすぐに
分かると思う。

 

勉強をしないでゲームばかりしていた
のに、今やプロゲーマーとなり、彼の
プレイで何千人が熱狂するような
梅原大吾さんのような人もいる。

もちろん、一所懸命勉強したお陰で
成功を収めている人もいる。

 

何を言いたいかと言えば

「絶対に成功する
『唯一の』道というもの
は存在するか?」

という事だ。

 

「絶対に正しい唯一の道」

この事について真剣に考えた人たちの
意見をここで紹介したい。

 

「絶対的な正しさ」の証明

数学者のクルト・ゲーデルは
「不完全性定理」において

「数学において100%正しいと証明
できるものはない」

という事を発表した。

そしてそれを元に
哲学者のパトリック・グリムが

「人間理性によって認識可能な神は
存在しない」

という定理(グリムの定理)を発表している。

*神の存在を否定したのではなく、
神の存在は人間に認識できるもの
ではない、という事。

 

そして哲学者の
ポール・ファイヤアーベントは

進歩を妨げない唯一の原理は

anything goes(何でもかまわない)

である。

という事を言っている。

 

これらが我々に伝えてくれているのは

人間にとって100%正しいものは無い

という事だ。

という事は究極的には個々人が信じるか
信じないかの違いがあるだけ。

だったら何でもいいじゃないか。

という事だ。

これは乱暴な意見にも見えるが、
個人的には確かに的を得ていると思う。

 

営業目標をきちんと決めて上手くいって
いる企業もあれば、営業目標を一切
決めないからこそ上手くいっている企業もある。

面白い話をするから異性にモテる人も
いれば、特に面白い話ができなくても
聞き上手だからモテる人もいる。

肉を食べて痩せる人もいれば、
肉を食べないから痩せる人もいる。

彼らの言う通り、

「成功する方法はひとつだけ」

ではなくて、数限りなく存在する
のかもしれない。

 

でも、ここまで書いておいてアレなんだ
けど、僕はここまで書いたからこそ、
あえて

「成功のための唯一の道」は存在する

と言いたい。

次回に、その事について考えてみたい。

お楽しみに。

 

→次回の記事はこちらから

 

阿部 龍太

 

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