ありがとう。そしてさようなら。 〜フライング・ダッチマンとの別れ〜

Dank u. Johan(ありがとう。ヨハン)

2016年3月24日。

サッカー界に君臨する巨星の輝きが消えた。

 

サッカー好きなら知らない人はいないであろう。

「フライング・ダッチマン」

こと

ヨハン・クライフ

「フライング・ダッチマン」ことヨハン・クライフ(画像はFCバルセロナfacebookページよりお借りしています)

 

サッカー界にいくつも伝説を打ち立てた
男がその生涯を終えた。

 

オランダの名門、アヤックスでその才能
を開花させ、そしてFCバルセロナでは
中位に沈んでいたチームを優勝に導き、
3回のバロンドールにも輝いた
素晴らしいサッカー選手だ。

 

とは言え、彼のように素晴らしい
サッカー選手は他にもいる。

しかし、クライフの凄さは
選手としてだけではない。

 

指導者としても、彼は非常に大きなもの
をサッカー界にもたらした。

それはペレやマラドーナや
ベッケンバウアーやプラティニも
できなかった事だ。

 

クライフが遺してくれたもの

ヨハン・クライフは指導者として、
バルサの基盤、チームとしての根幹を為す

「哲学」

を構築した。

 

バルサがバルサたる所以。

バルサとしての存在意義。

彼が構築したその哲学は20年以上
綿々と受け継がれ、ここ数年のバルサの
数々の栄誉の礎となっている。

 

醜く勝つより美しく負ける事を選ぶ。

強さと美しさを兼ね備えた
誇り高きサッカー。

それを幼少時からトップチームまで
一貫して形にする。

それが彼がバルサに築いた礎だ。

 

その後バルサの監督を務めた
ライカールトもペップもエンリケも、
大なり小なり皆、彼の影響を受け、
リーガ優勝やクラブワールドカップ優勝
といった偉業を成し遂げている。

 

昨年バルセロナを去ったクラブの象徴、
シャビが彼を評して

「クライフがバルセロナの
歴史と哲学を変えた」

と言っている程だ。

 

ちなみに、この「哲学」が
脆弱だとどうなるか。

ここ数年のACミランや
マンチェスター・Uの体たらくを
見れば分かると思う。

 

「哲学」の重要性

そしてこの「哲学」の重要性は、
サッカーだけに限らない。

ビジネスにおいても、この「哲学」は
非常に重要な要素となる。

 

もしあなたが、一時期だけ輝き、そして
すぐに消えてしまうサッカーチームのような

「一過性のビジネス」

ではなく、バルサのように素晴らしい
成績を継続して残せるような、

「成長し続けられるビジネス」

をしたいのであれば、バルサのように
根幹となる「哲学」は必須となるものだ。

 

「哲学」が無くても「売上を上げる事」
は不可能ではない。

しかし「哲学」が無ければ
「売上を上げ続ける事」は難しくなる。

 

哲学とは、言わばビジネスの背骨のようなもの。

よって哲学が脆弱になると、近視眼的な
利益ばかりを求めて右往左往するようになる。

それは周りの企業を見ていれば分かると思う。

 

売上だけを目指す人は好きにやればいい。

僕がそれをどうこう言う筋合いは無い。

 

でも、もしあなたが、

あなた自身の持つ素晴らしい力で
人の役に立ちたいのなら、

世界を1ミリでも善いものにしたいのなら、

あなたが死ぬまで、いやあなたが
死んだ後も続く商売をしたいのなら、

 

是非

「あなたの商売における哲学」

について考えてみて欲しい。

それはあなたに、大きな大きな力と
機会をプレゼントしてくれるから。

 

ヨハン、安らかに。

強く楽しく、そして美しいサッカーを
ありがとう。

 

阿部 龍太

 

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