【エディーさんが日本代表に浸透させた「心」】〜日本ラグビーのブランドイメージ向上の理由(その7)〜

エディーさんが伝えてくれた「心」

ラグビーW杯後「日本ラグビー」の
ブランドイメージが飛躍的にアップした
理由を探り、商売繁盛に役立たせようというこのシリーズ。

 

前回は「心・技・体」の「心」として

エディーさんの考える「技」と、それを現実世界に活かす方法

についてお伝えしました。

 

今日はこの「心・技・体」の中から、題して

エディーさんが日本代表に浸透させた「心」

〜日本ラグビーのブランドイメージ向上の理由(その7)〜

として、お伝えしていきます。

 

ちなみに、バックナンバーはこちらです。

→「なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか?」バックナンバー

今まで発表した全ての記事をまとめて
ありますので、よろしければご確認
くださいませ。

 

 

エディーさんが日本代表に浸透させたもの

エディーさんが日本代表に浸透させた

「心」の要素

は、勝利への明確なビジョンとか、
苦しい練習に耐えるメンタルとか、
本当にたくさんのものがあると思う
けれど、絶対に外してはいけないと思うのは

「日本代表としてのプライド」を選手たちに浸透させた

ということではないだろうか。

 

「プライド」と言うとカトリックの

「七つの大罪」

のように「傲慢」という風に捉えられる
場合もあるけれど、エディーさんの言う
「プライド」はそうではない。

彼がラグビー日本代表に伝えた

「プライド」

とは

「自分たちは勝利に値する存在なんだ、日本ラグビーの歴史を変えるんだ」という「信念」

であり、

「最後まで勇敢に戦い、絶対に引かない」という「勇気」

であり、

そのためにチームメイトと共に己を磨き続けるという「信頼」「献身」

というものだ。

 

残念ながら以前は「日本代表=弱い」と
いう認識があった。

そしてその認識は、周りだけではなく、
本人たちの中にもあった可能性がある。

 

それは、帰国後の五郎丸選手の

「やる前から負けていたのが4年前。

今回は、やれる気持ちがあったから勝ち取れた」

というコメントからも窺い知れる。

 

過去の日本代表が努力していなかった
とか、やる気が無かったとか、
そういうことを言いたいのではない。

真摯に努力し、試合に臨んでいたことは
間違いない。

じゃなければそもそも、ラグビーみたい
な厳しいスポーツなんかやらないだろうし。

しかし、今回W杯、特に南アフリカ戦の
闘いぶりを観ると、この「心」の持ち方
が今までとは異なっていたというのは
否定できないのではないだろうか。

 

このことは、あなたも僕も恐らく一生
忘れることは無いだろう、南ア戦の
ラストプレイが教えてくれている。

 

あの時エディーさんはトライではなくて
キックを指示していたそうだ。

「3点獲って同点にしろ」

と。

 

しかし、選手たちはトライを取る方を選択した。

ほぼ確実なキックで「同点にする」より
どちらに転ぶか分からないトライで
「勝利を得る」ことを選んだ訳だ。

 

選手がトライを選択したと知って、
エディーさんは怒り狂ったらしい(笑)

でも、同時に自分の指導が実を結んだ
ことを確信できたのではないだろうか。

 

「自分を信じる」

嗚呼、何と簡単で、何と難しきことか。

特にラグビーは身体的な部分で世界との
差が大きかったこともあり、これは
難しかったのではないだろうか。

 

しかしエディーさんは、今までの記事で
お伝えしてきたように

「正しい努力」に集中すること

でこの差を埋め、同時に

「自分を信じる」という「心の状態」

までも育成していった。

 

それが今回の素晴らしい躍進に繋がった
訳であるが、実はその躍進の要因は他にもある。

それを次回にお伝えしようと思う。

 

→to be continued…次回に続く

 

阿部 龍太

 

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