名経営者とアンパンマンとブランディングの王道パターン

日本理化学工業(株)大山泰弘会長講演会

少し前の話だけれど、いつか逢いたいと
思っていた方にお逢いする機会をいただいた。

日本理化学工業(株)の大山泰弘会長だ。

まあ、お逢いしたと言っても、とある
イベントで、大山会長の講演があると
知人に教えてもらって行ってきただけなんだけどね。

 

日本理化学工業(株)とは、Wikipediaによると、

日本理化学工業株式会社(にほんりかがくこうぎょう)は、チョークをはじめとする文房具・事務用品の製造販売を行う企業。知的障害者の雇用に力を入れていることでも知られる。

→日本理化学工業(株)のWikipediaはこちらから

色々な取り組みで非常に有名な企業だ。

本もたくさん出ているので、あまり
ご存じない方は読まれてみてはいかがだろうか。

 

「利他の生き方と皆働社会の実現」

このようなテーマで、話をしてくれた
大山会長。

80歳を越えられているとのことだった
が、そんな風には感じられないような、
力強く、そして優しい雰囲気の方だった。

 

印象深かったのは

「『役に立つこと』が人間にとっての幸せである」

ということ、そして

「共に生きる」のではなく「共に働く」

ということの重要性。

障害を持つ人と共に働く中で、これらの
ことを学ばせてもらったのだそうだ。

 

そして、

「天の神様は誰にでも人の役に立つ才能を与えてくれている。

そして、人の幸せのために頑張っていると必ず天の神様が応援してくれる」

という話も印象深かった。

人の話に、しかも人生の大先輩の話に
乗ってしまうようで心苦しくはある
けれど、僕の提唱するブランディングも
この大山会長のお話とよく似ているからだ。

 

「自分の強み」

「自分の好きなこと」

「自分の才能」

 

これらを使って

「人の役に立つ」

 

それによって、

「共に豊かになる」

 

これが僕が伝えている「ブランド」だ。

 

ただ、

「自分の強み」

「自分の好きなこと」

「自分の才能」

って言ってるけど、本当は何でもいいんだ。

自分自身が納得できることで、人の役に
立つならば、何でもいいんだ。

逆に「好きなこと」に固執しすぎて、
自分だけが気持ち良くなっていては
あまり意味が無いと思う。

 

マルティン・ブーバーも言っているように

「互いに喜び合える

『我ー汝の関係』」

こそが、ブランド構築の成功の道だ。

 

好きなことで人の役に立てるなら、
それはそれで素晴らしいことだ。

でも、人によっては

「好きなことが特にない」

という人もいると思う。

 

実は僕もそうだ。

別に今の仕事を始めた頃は、
「好きなこと」と言えるほどではなかった。

「これは絶対に人の役に立てるものだ」

という確信があったから、やっていただけなんだ。

 

そのうち、相談を受けたり、アドバイス
をしたりして、クライアントさんに
喜んでもらえるようになって。

今ではこのブランドプランニングの
仕事は「好きなこと」だと感じている。

 

だから、最初から「好きなこと」に固執
する必要は無いと僕は思う。

自分が納得のいくことで、喜んでもらえ
ることなら、自信を持ってやっていけば
いいのではないだろうか。

 

インドのある聖者が

「人生の最悪の悲劇は『死』ではなく、人間の素晴らしい『可能性』、則ち才能や能力を充分に活用せず、錆び付かせてしまうことである」

ということを言っているけれど、
僕もこれにはほぼ賛成だ。

 

「アンパンマンマーチ」
(やなせたかし先生作詞)じゃないけれど、

何の為に生まれて、何をして生きるのか
答えられないなんて嫌だし、

そして何が人の幸せなのか、何をしたら
人が喜ぶのか解らないまま終わるのも嫌だよね。

 

誰も幸せになれないし、誰も嬉しくない。

そんなの、誰得なんだろう。

 

僕は、
そんなのは、
嫌だ。

 

あなたは、どう?

 

阿部 龍太

 

【追伸1】

今回の大山会長のお話は、僕自身、進む
方向が間違っていないと改めて確信させてもらえた。

偉大な先人に感謝して、教えていただけ
たものを伝えていこうと改めて決意することができた。

大山会長、ありがとうございます。

いつかいい報告が出来るよう頑張ります。

 

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