叶えたい夢がある人、この指と〜まれ!

『夢をかなえる。』澤穂希・著/徳間書店

本、それは
時に最良の友でもあり、
時に最大の師でもあり、
常にそばにいて見守ってくれる
パートナーでもある。

人生を豊かにしてくれる
最も身近な存在、それが本。

そんな素敵な存在たちを
ご紹介しよう・・・

 

「夢を叶える」ためのレシピ

♪こんなこといいな、できたらいいな。
あんな夢こんな夢いっぱいあるけど〜♪

という歌がある。

 

でも、現実世界にはドラ●もんはいない。

夢は不思議なポッケではなく、
自分の力で叶えなくてはいけないんだ。

 

「でも、どうすればいいの?」

 

『夢をかなえる。』
(澤穂希・著/徳間書店)

は、そんな問いにヒントをくれる本だ。

 

残念ながら先日引退を表明した、
女子日本サッカー界の第一人者、
澤穂希さん。

2011年のワールドカップで日本を
優勝に導いた立役者のひとりであり、
その大会で、最優秀選手と得点王に輝いた。

そして更にはその年のFIFA最優秀選手
にも輝いた、まさにレジェンド的存在。

そんな彼女が、夢をかなえるために
意識して実行していることが書かれている。

 

「澤さんは天才だから参考にならないよ」

って思ったそこのアナタ!

読んでみれば分かると思うけど、
天才かそうでないかは関係なく、
参考になる内容がたくさんあるんですよ。

 

例えば

夢に近道はありません。

でも、辿り着くにはいろんな道があると、私は信じています。

その入り口に立つには、やはり基礎を磨くことだと思います。

(p22)

基礎を大切にして、毎日コツコツ努力を継続させる。

これは、ラグビー日本代表の五郎丸選手
も同じようなことを言っている。

一流選手と呼ばれる人ほど、こういう
所を重視しているものなんだね。

 

これ以外にも

自分は自分、あなたはあなたであることを変えられません。

けれど、自分の中身を変えることは、心がけ次第で誰にでもできると思います。

(p9)

とか

過去を振り返って

「あの時、こうしていれば・・・」

と気づいたら、

「次からそれを実践してみよう」

と思うことが大事です。

そうして自分を変えていかなくては、過去の自分がかわいそうです。

(p56)

とか、アスリートじゃなくても参考に
なる具体的なヒントがちりばめられている。

 

澤さんって、単なる天才じゃなくて、
本当にサッカーが好きで、そんな
サッカーの上達のために目の前の
ひとつひとつの課題に対して
一所懸命に生きてきたんだな、
ということがよく分かる。

「目の前のひとつひとつの課題に対して一所懸命に生きる」

これならば、凡人の僕にでもできるかもしれない。

そんな風に思わせてくれる。

 

ただ勇気をもらうだけではなく、自分は
どういう風に意識し、具体的にどんな
行動をとっていくかを考えながら読んで欲しい。

さらっと読めるけれど、
そんな読み方ではもったいない、そんな本だ。

あなたの商売、あなたの人生が
より豊かになるよう、活用して欲しい。

 

阿部 龍太

 

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