「死」の足音が聞こえた日。

諸行無常

今年になってはや6ヶ月が
過ぎようとしている。

時間の経つのは何と迅いことか・・・
と言うとおっさんだと思われる
(実際おっさんだけど)ので
置いておいて。

 

今年になって、僕は3度
身近に「死」というものを体験した。

 

一度目は知人のお母さん。

まだ60代に入ったばかりで
持病も特になく、健康そのもの。

サッカーを観るのが大好きな
快活な方で友達も多かった。

ある日も、友達とカフェで
おしゃべりを楽しんでたのだそうだ。

そしてその夜、彼女は亡くなった。

唐突すぎる「死」だった。

 

二度目はそのお母さんが
飼っていた猫。

人間で言えば
90歳をゆうに超えたお婆ちゃん。

確かに一日のほとんどを
寝て過ごしていたけれど、
会いに行くと「ニャー」と鳴いて、
寒い日なんかは膝の上に
乗ってくるような可愛らしい猫だった。

その彼女も先日亡くなった。

病院にいつもの検査に行ったその夜、
静かに息を引き取ったのだそうだ。

今頃あちらの世界で
(というものがあれば)
ご主人と仲良くしているだろう。

 

そして三度目はつい昨日、
僕に向けてやってきた。

と言ってもこの記事を書いている以上、
僕は生きている。

ただ鼻先をかすめるくらい、
近くに「死」が来た経験をしたんだ。

 

その時僕は、所用で
友人が運転する車に乗って
高速道路を走っていた。

友人は慎重な人間で、
スピードも車間距離もきちんと考えた
運転をしていた。

そんな僕たちの乗った車に、
あろう事か横を走っていた車が突然、
幅寄せをしてきたのだ。

 

助手席に乗っていた僕が
運転席の友人に話しかけようと
何気なく右を向いたことが、
その直後友人の踏んだブレーキが
あと1秒、いや0.5秒遅れていたら。

そして仮にその車を、
無事避けられたとしても、
僕たちのすぐ後ろに別の車がいて、
ブレーキを踏んだ僕たちの車に
突っ込んできていたら。

僕は今、この記事を
書けていなかったと思うし、
もしかしたら永遠に書けないような
ことになっていたかもしれない。

 

その車はその後、
ハザードランプを点滅させていたので、
恐らく確認をせずに車線変更してきた
のか、何らかの運転ミスだったのでは
ないかと思われる。

恐らくだが、
何らかの悪意があったとは考えにくい。

 

それでも、だ。

いくらその相手に
何の悪意も無かったとしても、
何か一つ間違いがあったとしたら、
友人が、もしくは僕が、この世から
消えていたかもしれなかったんだ。

冷静になった今になって思い出すと、
さすがに嫌な汗が出る。

 

当たり前の話なんだけど、
未来に何が起こるかなんて
誰にも分からない。

今普通に歩いていたり、
ご飯を食べていたり、
誰かと話をしていても、
次の瞬間に、物が落ちてきたり、
車が突っ込んできたりして、
その時間が奪われてしまう
ことだってあるかもしれない。

まさに仏教で言う「諸行無常」

永遠に変わらないものなどないんだ。
(少なくともこの3次元の世界では)

 

・・・ってことは
分かっていたつもりだったけれど、
実際僕は、何も分かっていなかった。

 

思ったより長くなりそう(苦笑)
なので続きは明日。

あなたもよろしければ、
ご自身を振り返ってみて欲しい。

 

阿部 龍太

 

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