錦織選手から学ぶ、コミュニケーションの奥深さ

錦織選手、次こそは!

テニスの錦織圭選手。

僕はテニスは全く知らなくて、彼が
世界的な選手だという事しか知らない。

そんな彼が先日、同じく世界的な選手の
ジョコビッチ選手と試合をして負けたそうだ。

試合内容の詳しい点は僕には分からない
から、そこに触れるつもりはない。

ただ、錦織選手の敗退についての、
我らが松岡修造さんのコメントが少々
興味深かったので、ここで取り上げてみたい。

 

修造さんのコメントによると…

yahooニュースによると、修造さんが
挙げた錦織選手の敗退の理由は3つ。

それは

1.錦織選手が焦ってしまった

2.ファーストサーブが伸びなかった

3.勝負所で攻められなかった

ということなのだそうだ。

彼のコメントを具体的に見てみると、こういう内容だった。

松岡氏は「ジョコビッチのテニスは決して最高のテニスではなかった」と指摘。その上で錦織が敗れた理由3箇条を挙げた。

 1つ目は、錦織が焦ったこと。

「言いたくないけど…言います。焦った、いつも以上のことをしようとした、余計な力が入った!」と言及。

相手が世界ランク 1位・ジョコビッチだったことで

「ジョコビッチだから特別なことをしなければいけない。いつものテニスではいけない…と、自然に無理をしてしまったのだ。 いや、ジョコビッチにそうさせられてしまったのだ」

とし、「まさに、トップ選手しか感じられない心理だ」と解説した。

 

 2つ目は「ファーストサービスが伸びない」こと。

「ファーストサーブに力が入り。ボールに勢いがなかったのだ」と、力みがあったと指摘した。

 

そして3つ目が、勝負どころで「攻めれなかった」こと。

松岡氏は、錦織が昨年の全米オープンから「大事なポイントで、どうしても守ってしまうプレイに なってしまっていた」とした。

その上で

「だからこそ、今日の圭は攻めようとした…心では。ただ、体が動かない。スウィングできない。その中で攻めようとするからこそ、大きなミスにつながったのだ」

と、心と体がうまくかみ合っていないと見ている。

yahooニュースより抜粋)

テニスについては何も分からない
けれど、修造さんが言っているのは

「思ったように身体が動いてくれなかった」

ということだというのは分かる。

 

テニスと仏教の共通点

仏教に

「身口意」

という概念がある。

 

すごくざっくり言うと

「身体の動き」

「使う言葉」

「意識を集中させる対象」

これら3要素を「同時に」極める事が
最高の修行である、というものだ。

 

仏に対して、きちんと手を合わせ、
きちんとお経を唱えていても、頭の中で

「今日の夕ご飯は何にしようかなー」

と考えていてはいけないということ。

異なる3つの要素全てを、ひとつに
繋げる必要があるんだ。

 

そして、そのために絶対に必要なのが
「コミュニケーション」だ。

と言っても、一般的に認知されている
コミュニケーションとは、少し違うものだ。

 

「コミュニケーション」と言うと

「他者とのコミュニケーション」

という意識が一般的だと思うけど、
実際は

「自分とのコミュニケーション」

も非常に重要なものだ。

 

相手の事を知ろうともしない。

相手の事が理解できない。

このような、きちんとした
コミュニケーションをとれない人が、
他人との関係を深められる訳が無いよね。

 

そしてこれは、自分に対しても同じ事だ。

自分の事を知ろうともしない。

自分の事が理解できない。

そんな人が、自分自身の可能性を
広げられる訳が無い。

そして、自分自身の可能性を
広げられない人が、素晴らしい
パフォーマンスを発揮し、人に価値を
提供できる訳が無いよね。

 

自分とのコミュニケーションの質を
高め「身口意」をひとつに繋げる。

そうすれば、僕たちにだって、錦織選手
のような素晴らしいパフォーマンスを
発揮し、素晴らしい成果を得る事だって
不可能ではないはずだ。

 

テニスや仏教だけではない

これは商売にも言える事だ。

自分が何を求め、何を大切にしているのか。

そしてその思いの為に、
どんな言葉を使い、
どんな行動をするか。

これらがきちんとつながらなければ、
売上やスタッフのモチベーションが
上がる事は難しい。

 

口では

「お客様のため」

「スタッフのため」

と言っていながら、
実際の行動が伴っていない。

そんな企業やお店は残念ながら、
この世の中に掃いて捨てるほどある。

 

逆にこの3つの要素がひとつに繋がって
いる企業やお店は、僕が知る限り
必ず豊かになっている。

そして更に、その豊かさが続いていくんだ。

 

僕はこういう企業、こういうお店、
こういう商売をする人を増やしていきたい。

そういう企業、そういうお店、
そういう人を応援したい。

それが僕の「意」だったりするし、
その為の「口」、そして「身」を
今後もより磨いていくつもりだ。

 

もしあなたもそういうものを目指して
いるのなら、嬉しいな。

 

阿部 龍太

 

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