- 2016-3-21
- こぼれ話, ビジネスで大切なことは結構●●●から学んだ, 事例やご感想
- ゴチセッション
三連休の最終日の今日、
いかがお過ごしだろうか？
僕の方はと言うと、先日ご紹介した
に申し込んで下さった方と面談をしてきた。
話をしていた中で、この記事を読んで
くれているあなたにも参考になりそう
なものがあったので、少しだけここで
シェアさせてもらう。
（Nさん、許可をくださってありがとう！）
独立したばかりのNさんのお悩み
「もっとビジネスを成長させたい
んだけど、いまいち上手くいっていないんです。
色々勉強して実行しているんですが、
それでも思ったような成果が出ない。
何をどうすればいいのか分からないんです」
との事。
具体的に現状について話を聞いていく。
そんな中、ふとした質問で、Nさんが
持つ本当の問題のひとつが顔をのぞかせた。
今取り組んでいるマーケティングが
上手くいっていないという事だったので
阿部
「Aというマーケティング手法が
上手くいっていないという事ですが、
それならば他の手法、例えばBという
手法を試してみてはどうですか？」
と問いかけてみた所、Nさんの答えは
「あ、Bはやらないんです」
との事。
理由を聞いてみると
Nさん
「あ、Bは●●さんがやるなと言ってたので」
（●●さん＝Nさんにマーケティングを教えているコンサルタントの方）
・・・おや？
話を続けていくにつれ、これと同じ
やり取り、つまり
「●●さんがしろと言ったからやった」
「●●さんがするなと言ったからやらない」
というポイントが彼女の話にいくつも
出てくる。
「守・破・離」
という言葉もあるように、教わった事を
きちんと実行する事は確かに大切な事だろう。
しかし、当然の事だが先生と生徒は
同じ人間ではないし、同じ環境にいる訳ではない。
だから当然、全く同じ事をしても
上手くいかないことだってある。
そしてそういう時には、
自分で考えて微調整する
または別のやり方を試す、
もしくはそれでもそのまま続けていく
というように、何かしら考え、
何かしらを選択する必要がある。
しかし、Nさんはそれをしていなかった。
つまり、自分で考える事をせず、
ただ言われた事をやっているだけ。
一所懸命頑張っているように見えるけど、
実はまさかの「思考停止」状態だった
という事だ。
教えを忠実に守るという事が
間違いという訳ではない。
それはそれで大切な事だ。
でも、だからと言って、
何も考えずにいるのはまた違う話。
今回のように、一所懸命やっている
という「感覚」に引きずられてしまい
本来の「課題」を見失ってしまう事がある。
そもそもの目的は何なのか
その目的を実現させるために、
必要な課題は何なのか
その課題のクリアのために、
今すべき事は何なのか
自分の歩む道を、自分で意識して選ぶ。
もちろん他人にアドバイスをもらうのは
構わないけど、どうするのかは最終的に
自分できちんと選択しなくてはいけない。
それが
「自分の人生を自分でデザインする」
という事であり、そしてそれが則ち
「ブランディング」
というものだ。
面談終了後、Nさんからいただいた
「自分では頑張ってるつもりでしたが、
実際はそう思い込んでいていただけ
だったんですね。
だから私、上手くいかなかったんだ！
って気付けました」
というメッセージを見つつ、
ひとりで祝杯をあげる。
彼女と彼女の周りの人の未来に、
たくさんの喜びがありますように。
阿部 龍太
【追伸】
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「ゴチセッション」はこちら
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