スパイ大作戦 〜ザ・挫折ストーリー(その3)〜

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先日お伝えしたように、
僕はどうやら
「挫折の経験がない強い人」に
思われることが多いみたいだ。

でも実はまったくの逆で、
僕の今までの人生は世間一般で
言えば、負けばかりの人生だ。

でも弱くたって、
いや弱いからこそ自信を持って
生きていける。

それを伝えるためにも、
僕の恥ずかしい過去を曝け出そうと思う。

名付けて「ザ・挫折ストーリー」

今日は第三話。愉しんでいただければ。


「ザ・挫折ストーリーバックナンバー」

序章:「人は見かけによらぬもの」

第一話:「九死に一生・危機一髪・ファイト一発!」

第二話:「灰色の少年」


 

【第三話:スパイ大作戦】

大学を出て、社会人になり6年が
過ぎたが、どうしてもサラリーマンと
いう仕事の矛盾に耐えきれず、
無職という名の自由人となる。

そうなんだ。
実は僕は「独立したい!」とか思った事が無い。

どうしても嫌な現状があって、
それを捨てる決意をして、
その結果生じた自分がやるべき事を
できる限りやっていたら、
今のようになっていただけなんだ。

 

 

当初はweb制作の仕事から始め、
そこから

デザイナー

コピーライター

マーケティングコンサルタント

メンタルトレーナー

ビジネスプロデューサー

・・・

みたいな感じ。

全部独学だったけど、
ほとんどのクライアントさんには
ご満足いただけていた(と思う)

 

で、今回お伝えするのは
マーケティングコンサルタントを
していた時の「挫折」だ。

 

2000年前半のことだ。

 

インターネットを活用して起業する
人たち、いわゆる「ネット起業家」と
呼ばれる人たちが雨後の筍のごとく登場
しており、そういう人をお手伝いする
機会が何度かあった。

彼らネット起業家
(少なくとも僕がお手伝いした人たち)
は、非常に貪欲で行動力がある人で、
こちらがアドバイスすればする程成果を出していた。

その中でもひときわ大きな成果を
上げた人がいる。
仮にSさんとしよう。

彼との一件が、
僕にマーケティングコンサルタント
という仕事を辞めさせる程の挫折となる。

 

Sさんは教材とセミナーが主な
収益源で、その二つの集客のサポートと
セミナーの企画が僕のメインの役割だった。

ある日、とある海が近く、
カップルに人気のあの場所でセミナーを
開催したのだが、その時に僕も一般客の
ふりをして紛れ込んでいた。

参加者の方と話をすることで、
リサーチをすることが目的だ。

 

隣に座った女性の方と
首尾よく話をする。

 

僕「Sさんのセミナーにはよく来られるんですか?」

女性「はい。教材も買いました」

僕「教材はどうでした?」

女性「内容は勉強になったんですが、ちょっと・・・」

僕「ちょっと?何かあったんですか?」

 

グイグイ質問する僕を不審に思う
様子も無く、その女性は僕も
知らなかった、驚きの話をしてくれた。

 

第四話に続く・・・
to be continued…

 

【追伸】

社会人時代は本当にいい勉強をさせてもらった。

営業、
カスタマーサポート、
プログラマー

正直挫折ばかりで、何かを成し遂げた、
みたいな思い出はあまりない
のだけれど、本当にいい勉強をさせてもらった。

多くを学ばせてもらって今でも
心から感謝し、今でもお付き合い
いただけている人や、またお会いしたい人もいる。

また反面教師として多くを学ばせて
もらえて、今では心から感謝しつつ、
二度と会うことはないだろう人もいる。

そういう訳で僕は、
別にサラリーマンが悪いとか、
独立する事がいい事だとか
そういう考えは無い。

サラリーマンでも
素晴らしい人もいるし、そうでない人もいる。

起業家にも、
素晴らしい人もそうでない人もいる。

 

人間的に素晴らしく、
仕事に熱心な人であれば、
サラリーマンだろうが起業家だろうが
あまり関係ない。

どちらでも自分が納得できる道
なのであればそれでいいのではないか。

ジャイロ・ツェペリじゃないけれど

「納得が全てに優先する」

両方を経験した僕はそう思う。

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