- 2015-11-6
- ビジネスで大切なことは結構●●●から学んだ, ブランディング研究室
- ブランドになれる人の思考法, ブランドイメージ, ラグビー日本代表, 日本ラグビー
ラグビーW杯後「日本ラグビー」の
ブランドイメージが飛躍的にアップした
理由を探るこのシリーズ。
今日はですね、前回お伝えした内容で、
ちょっと補足しておいた方が良いと
思ったことがあったので、
なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか？（その３.５）
として、話をしていきます。
ちなみに、バックナンバーはこちらです。
→「なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか？」バックナンバー
今まで発表した全ての記事をまとめて
ありますので、よろしければご確認
くださいませ。
ではでは、今日も張り切って参りましょう！
上手くいかない人、に共通している思考パターン
前回、こんなことをお伝えしました。
そもそもの話、この世界に起こっている
ことの全ては、突き詰めれば４つの種類
に分けられます。
それは
１．実際に自分の力でコントロールでき、自分でもコントロールできると思っていること
２．実際に自分の力でコントロールできるのに、自分ではコントロールできないと思っていること
３．実際に自分の力でコントロールできないのに、自分ではコントロールできると思っていること
４．実際に自分の力でコントロールできないし、自分でもコントロールできないと思っていること
というものです。
スポーツも商売も、八百長とか
ステマとかをせずに真っ当に行う
のであれば、「相手」をコントロール
することなんてできません。
コントロールできるのは
「自分自身で行うこと」
だけなんです。
対南アフリカ戦、日本は歴史的な勝利を
挙げましたが、これは日本代表が
１．実際に自分の力でコントロールでき、自分でもコントロールできると思っていること
だけにフォーカスし続けたからです。
（「なぜ日本ラグビーのブランドイメージは向上したのか？（その３）」より抜粋）
仕事柄、色々な職業、色々な立場の方の
お話を伺うことが多いのですが、
上手くいっている、つまり「成果を出せている」人
と、
そうではない「成果を出せていない」人
の大きな違いとして挙げられるのが
「成果を出せている人」は
「自分でコントロールできること」
に集中し、
「成果を出せていない人」は
「自分でコントロールできないこと」
に集中している
ということです。
上で挙げた４項目に当てはめるならば、
「成果を出せている人」は
１．実際に自分の力でコントロールでき、自分でもコントロールできると思っていること
に集中しており、
「成果を出せていない人」は
３．実際に自分の力でコントロールできないのに、自分ではコントロールできると思っていること
に集中しているパターンが非常に多いのです。
例えば、天気が悪くて機嫌が悪くなる
ような人がいますが、そういう人は
「自分でコントロールできないことをコントロールしようとしている」
と言える訳です。
確か仏陀も言っていたと思うのですが、
人間はできることはできるし、できない
ことは絶対にできません。
一人の人間では、魚のように泳ぐこと
も、鳥のように飛ぶこともできません。
なのに、そういう部分、自分でコントロ
ールできない部分に意識を向け、
エネルギーを使ってしまうというのは、
ただの
「エネルギーの無駄遣い」
に過ぎないのではないでしょうか。
そして、このように
「エネルギーを無駄遣いしている人」
が、本来のパフォーマンスを発揮できるでしょうか。
そして、そんな人が果たして
「本当に望んでいる結果」
というものを得られるでしょうか？
「選択と集中」なんて言い方をされたり
もしますが、もしあなたが最近上手く
いっていないと思われているのなら、
このことについて少し考えてみてほしいのです。
自分はもしかして、本当はコントロール
できないことをコントロールしようとしていないか？
自分はもしかして、本当はコントロール
できることを、勝手にコントロール
できないと思い込んでいないか？
あなたも是非、日本代表のように、飛躍してください。
これはそのための、大切な、大切な、第一歩です。
阿部 龍太
【追伸１】
記事の裏話や、その他あまりブログに
書けないことはメルマガに書いています。
【追伸２】
僕は「易学」というものを学んでいる
のですが、その先生が教えてくれたことの中に
人には「天命」と「宿命」、そして
「運命」というものがある。
「天命」と「宿命」は変えられないが、
「運命」は変えられる。
というものがあります。
ここで言う「天命」とは「天体の運行や
気候の変化」といった自然現象であり、
「宿命」とは生まれてくる国や性別、
家族といった事柄、そして「運命」とは
人との出会いや己の選択によって決まる
ある種の選択肢です。
「自分のコントロールできることに集中する」
というのは、実は何千年も前から
言われていることなんですよね。
